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紫瀾の花 《詩》

「紫瀾の花」

貴女の世界が

夜明けの駅へと向かう時


僕は月光のドアの影に立っている



夜の風が星を纏い

小さな花を揺らす時


文字を失くした言葉たちが
空から降り注ぐ



淡い紫  

衣の裾が静かに貫く 

胸の奥底 夢想い


心 導くままに 

君想う紫瀾の花

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