警察署での筋トレと術科と運動のリアル

みなさん警察官というとどんなイメージを持ちますか?
真面目
正義感
堅そう
強そう
柔道剣道
力強い
まあそんなところだと思います。
結論はすべて違います。

世間の警察に対するイメージってすごいですね、どうしてそんな良いイメージになったか不思議です。

おそらく警察官の制服がそうさせると思います。
当時私も制服を着ると身が引き締まると言いますか、制服はかっこいいし、制服着ているうちは下手打てないなと感じて日々仕事していました。
そんなことすら考えないで脳死状態で何も考えない考えられないで仕事していた連中も多々いますが。

どこもそうですが、警察署には道場があります。
道場では畳敷きのスペースと板の間のスペースがあります。
柔道と剣道のスペースです。

世間様のイメージだと常に稽古して体を鍛え日々犯罪に対応している・・・
違う違う 道場は常にがらーんとしていてヒンヤリしている、道場のロッカー?は誰かの来ていない道着がごちゃごちゃとほこりをかぶって捨ててあり、一応ロッカーにはみんな大好きベンチプレスが置いてありますが、ハンガーで常に何かが干してある状態なのです。

私も警察学校のノリで道場があるのであれば運動や筋トレし放題をするべきだと意気込んで当直にもこなれてきたころに初めて道場に赴きました。

東警察署と地方の方面本部が合体している警察署ですから道場は通常の警察署の道場よりもすこし大き道場の入り口には、警察がよく使う暴力団組織が使うようなデカめの崩し文字で「道場」と切り株を模写した看板にでかでかと書いてありました。
入口からして威圧感があり、私はごくりと喉を鳴らし少し緊張しながら入口のドアを開けました。

私が非番で交番の雑用から解放されたのが昼すぎだったので、時間にすれば13時ころでしょうか、もちろん誰もいない時間帯でしょうが、「失礼します」と大きな声を張り上げ周囲を見渡しました。
中は右手に大きな鏡が壁面に埋め込まれており、正面は窓ガラスが嵌め殺しで設置してあり、壁面上部には日本国旗と警察の代紋が掲げられていました。
私は日本国旗に一礼しておずおずと中に入っていきました。
少し汗臭い凛とした空気に少し高揚感を覚え、畳と板の間をゆっくりとかみしめるように歩きました。
部屋の角に別のドアがあり、看板には男子更衣室と書いてありました。

誰もいないだろうが失礼しますと声に出し更衣室のドアを開けたところ、
ドアを開けた足元から奥まで柔道道着、剣道胴着、小手、面、胴がごちゃっとあり足の踏み場がありませんでした。
あとくさい 汗くさいのではなくごみの匂いでした。
明らかに使っていませんというのが分かる状態でした。
奥にはおなじみベンチプレス、バーにはハンバーがつるしてあり、いつ洗濯したのであろう道着がカピカピになって吊るされていました。

警察学校を出て一発目の道場がこれでは、若者の目を潰しかねません。
かくいう私もこんなものかとがっかりした記憶があります。

先輩に聞いても「は?なんで術科なんかしなきゃならんの?」とくそのような答え、さらに上の先輩に聞いたところ「みんな仕事忙しすぎて運動にさく時間はないよね」とのこと

この警察署がそうなのかわかりませんが、のちに私が出場する術科大会で優勝経験はないそうです。
なるほと、やられば優勝はできないか
それから、警察署での術科の力の入れようは警察署長に依存します。

署長が術科が好きかどうか、また警察署の業務に術科の項目が頭にある人なら術科をしなさい、ことあるごとに術科のイベントをさせる、術科大会での功績を警察署の勤務評定にがっつり入れる人であれば、その警察署は術科が強いのです。
逆に、これまで術科をしないで偉くなった署長は術科やる必要なくね?とも向きもしませんし、術科がんばっても、勤務評定には反映されずらいです。
そもそも術科しない体鍛えない、そんなくそいたいな警察官を偉くさせるなよと言いたいし、警察署のボスが術科やりませんってなんで?って思います。
だからポンコツしかいないのです。

世間様のイメージとして警察官に逆らえばとんでもない目にあうとか勝てる訳ないとか勝手に思われていて、術科嫌いな警察官はそのイメージに助けられていると思います。

警察を退職した私は、今でも継続して体を鍛えていますし、格闘技の世界にまだいますので、それなりにやれる自負はあります。
仮に繁華街でもめ事を起こして(※もめ事起こすほど暇ではないので
というか110番されるほどもめ事を起こすアホではないのでそれは絶対ないですが)警察官が来ても、逆に制圧できちゃいます、わりとマジで。
ほんとうに彼らは弱いのです。彼らが制圧逮捕できるのは、世間イメージと制圧できるだけの数がいるからです。
ただ中にはガチ勢も混じっているので、注意が必要です。
(※重要 本当に強い人はちゃんとした人間なので法を破るとかくそみたいなもめ事を起こすはずがないので、警察官を制圧するアホはいませんが(法的に))
多種多様なことやっている人も中にはいます。
過去にあったのは、空手の○○チャンピオン、柔道の○○チャンピオン、剣道の○○チャンピオン(道警には世界の栄花といわれる剣道のレジェンドがいますがこの話は後に)サンボのチャンピオン、ブラジリアン柔術のチャンピオンなどなど多種多様なガチ勢がいます。

みんな特に交番連中は、術科嫌い、筋トレって食べられるの?運動きつい、時間ない、といって言い訳ばかり延べ、タフマン地獄に陥ります。
かといって時間があれば運動するのかといえば、私の同期のようにゲームばかりで引きこもりは確定ですが。

余談ですが、最近は各種研究で
筋トレは健康に良いばかりでなく
メンタルヘルスにも効くし、若さを保つにも一役買うし、老人を若返られる魔法なんて言われていますね。
お金ではなく筋肉を貯めろって本もあります。
アメリカでは太った人は雇用されにくいらしいです。
逆にスマートでがっちり筋トレしてますって人は男女問わず雇用されやすいとのこと
筋トレって大変ではないですか、継続しないと良い体も手に入らないし、でも良い体を持っている人は筋トレ継続して今でも頑張ってかつ健康管理をしっかり行っている人だと感じませんか?
アメリカの話ですが、企業もそう思っていて、太っている人は自己管理が出来ず自分にも甘く困難から逃げる人、企業の仕事を任せられるの?と考えるらしいです。
だから太っているひとは雇用されずらいらしいのです。
たしかにその通り 
太っている警察官を見ると、この人事件解決してくれる?大丈夫かな?って思います。

健康でいないと仕事もできない
みんな仕事仕事っていうけど、健康の上に仕事があるではないですか?
私も現役時代は寝ないで張り込みやって、そのまま仕事ってしてましたけど、健康の上に仕事って成り立っているのですよね。
最近身にしみました。

「つぶやき」でも発信していきますが、健康リテラシーチャンネル作ります。

てか、弱い警察官って不要だから もっと頑張れよ道警よ


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