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ひとりで暮らし、可愛い下着を買う

こんばんは。
気づけば大学4年、就職活動中の澤田です。

就職活動のことをここに書くつもりはないですが、今日は少し将来の話を。


初めましての方向けに少し自己紹介をすると、私は大学4年生の女性です。実家で両親と妹と生活しています。

最近ようやく、両親ってありがたい存在だなと思得るようになりました。
実は今月両親ともに50歳になりまして、妹とケーキやプレゼントを用意しました。最近の感謝はもっぱら就活に関することですが、母は就活中のハードスケジュールを支えてくれて、父は業界研究のためにインタビューに(朝ごはんを食べながら)応じてくれました。


一方で、親と過ごす時間に辟易することもあります。
先日ある友達と電話中に突然両親が喧嘩を始め、父が台パンして叫んでいる音声が友人に流出しました(滅多にないレベルの喧嘩だったため動揺してミュートが遅れてしまいました)。
私はもちろん友人も驚かせてしまい、父から夜中に「ごめんなさい」とLINEが来ました。原因は詳しく聞きませんでしたが、両親の喧嘩は何年も前から発展性がありません。叫んでいた内容的に今回も同じ類いでしょう。

「親」というラベルは生きづらいラベルだなと思います。
親は子のためを一番に考え、子のためになることをし、常に正しくあらねばならない。全員にとって正しい親の姿も、「普通」の親も存在しないのですが、なんだか正しい姿があるように語られがちなのです。
だからこそ私と同じように「完璧ではない人間」のひとりである両親に一定の理解を示したいと思うのです。

ただ私も同じく人間なので、
そして私自身のSOSに一番理解を示すことができるのは自分自身なので、
私が私を愛するために必要な拒絶もあります。

私は、澤田せいというひとりの人間に「女性」を当てはめられることが嫌いです。
確かに私は女性ですし、女性として産まれてきたことに後悔もありません。ですが私が女性として生きることと、他人や社会に「あるべき女性像」を押し付けられることは違います。

なのでお化粧を始めたり、お洒落をしたり、友達と出かけたり、古い下着を買い替えたいと言うと「彼氏?」と聞かれることは、非常に辛いです。しんどいです。
むかし髪を短くしたときに「女の子が好きなの?」と言われたときも、メンズの服を買うことを止められたときも似たような辛さがありました。

残念ながら私のファッションが「おおやけ」と関わる瞬間のひとつが両親なのです。

本当はもっと露出度が高い服も着てみたいし、もっと可愛らしいスカートも履きたい。可愛い下着を身につけたい。
ワンピースのパジャマを着て、誰に見せるでもないただ自分の「美」のために行きたいと思うのです。

だから来年、私は一人暮らしをするでしょう。
他でもない私自身のために。


共有する時間が少し減ることになりそうですが、両親には私が好きな私で恩返しをしていきたいです。

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