#たな読書_『愛せよ。人生においてよきものはそれだけである』
昨年末、私は初めて結婚式に参列しました。
美しいドレス姿に身を纏った新婦とパリッと決めたスーツ姿の新郎。
ご友人代表の感動的なスピーチ。
私が見た結婚式は想像を遥かに超える素敵な瞬間でした。
自分の式を想像したり、しなかったり。
さて、今回はそんな結婚式やその他行事の中でスピーチをしている人、の原稿の作成や話し方の指導を職業としている「スピーチライター」が題材の
原田マハさん著書『本日は、お日柄もよく』という作品で心に残った言葉をご紹介いたします。
あらすじとしては、
平凡なOLの主人公、二ノ宮こと葉が幼馴染の結婚式で涙が溢れるほど感動する衝撃的なスピーチとその祝辞をする伝説のスピーチライター久遠久美に出会うところから始まります。
こと葉自身が久遠久美の依頼人となることをきっかけにスピーチライターという道に興味を持ち始め、色々な経験をしながら成長していく物語になります。
スピーチライターという職業自体、自分は初めて聞いたのですが
本書を通して「言葉の持つ力、影響力」に感動が止まりませんでした。
以下、まとめ。
『愛せよ。人生において、よきものはそれだけである』
ショパンの恋人として有名なフランスの作家、ジョルジュ・サンドの言葉の引用である『愛せよ。人生において、よきものはそれだけである』
長い人生の中で「愛する」ということがいかに大切か。
改めて深く噛みしめながら読んでいました。
(言葉のみの意味を捉えると感動的ではあるものの、多くの関係性を持った彼女の生涯を通してもう一度読み直すと、個人的には少し捉え方が変わるのはここだけの話。)
一番やりがいを感じることを、いまはひとつだけするべきだと思う
日々の業務に忙殺されていると思考停止になってしまうことがあるかもしれません。
ただ、今一度、自分は何にやりがいを感じるのか。
こと葉が物語の中で決断する場面を見て「内省する時間を設けよう」そう思いました。
困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している。
俯瞰的に自分の先の状況を一度考えてみること。
この言葉を見た時、チャーリー・チャップリンの
『人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ』という言葉が頭に浮かびました。
長い人生の中でも瞬間を切り取ると必ず辛いことはあるかもしれないけれども、その先に訪れる平穏、幸せを祈り今を生きるしかない。ですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
原田マハさんの作品をもっと読み進めようと思いました~
素敵な1日をお過ごしください☕
田中亮成
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