スポーツを止めるな! 地域スポーツクラブでオンラインスクールを開催してみた
「スポーツを止めるな! 地域スポーツクラブのオンライン化への取り組み」で紹介したファルカオフットボールクラブの取り組み。
本日5月5日の10時より、新講座「みんなで体を動かそう!」の第一回目を開催したので、その内容を簡単に紹介したい。
いまなんらかの理由でオンライン化をためらっているスポーツクラブの指導者や、まだオンラインスクールに参加したことのない子供をもつ保護者の方に読んでもらえたら幸いだ。
今回の講座は、なんと、想像をはるかに超える約80名もの参加者が集まってくれた。せっかくのゴールデンウィーク、せっかくの子供の日なのに、どこにもいけない人たちがこんなにいるのかと思うと、やるせない気持ちにもなるが、朝から楽しそうに体を動かす参加者たちをみて、なんだか少しだけホッとさせられた。
開催してみてわかったこと
当初、我々スタッフ間では、意外と大人の参加者が多いのではないかと想像していたが、蓋を開けてみると、参加者のほとんどは小・中学生。しかも半数がファルカオフットボールクラブ会員ではない子供たちが参加してくれた。
この結果だけみても、スポーツの場を失った子供たちがいかに多く、そしてみんなと体を動かす機会を求めているのかがよくわかるだろう。
そして、もう一つ気づいたことがある。それは子供たちの横にチラチラと映り込むお父さんやお母さんたちも、体を動かしたそうにしているということだ(笑)。
愛する子供たちを優先し、それを見守っている大人だって、運動する機会が必要なのだ。
そんな姿をモニターでみながら、スタッフ間では、次回は保護者の方にもしっかりと声を届けて、大人も子供もみんなで一緒に体を動かしていこうと話をしている。
小さな行動が次の小さな行動を生み出す
このようにアクションを起こしてみると、スポーツを求めている大人や子供の欲求が見えてくるし、我々の運営課題もあぶり出されてくる。自然と見えてくることもあれば、真実の影に隠れて見えにくいこともある。そんな小さな変化を見逃さずに繰り返し試行錯誤をして努力していくしかない。
地域スポーツクラブのオンライン化への取り組みは、まだまだ始まったばかり。申し込みが多い講座も少ない講座も、スポーツクラブにとっては、すべてが今後に向けて必要な経験だ。たくさん成功と失敗を繰り返しながら、良いものを作り上げていく努力を積み重ねたものが、この先の新しいスポーツ文化を生み出していくのかもしれない。
※スポーツクラブのオンライン化、指導者個人レッスンのオンライン化を検討したい方がいたら、僕にできることで支援やアドバイスなどをできたらと考えています。すでに何名かお問い合わせをいただいているが、あと2〜3名程追加で受け付けられるので、もし興味のある方は、私の個人ページからご連絡していただければと思います。LINEのテレビ電話かZoomなどでアドバイスさせてもらおうと思っています。
またもしも、この記事をサポートしていただいた場合、その費用は、地域スポーツクラブや指導者の支援活動に割り当てさせていただきます。
瀬川泰祐の記事を気にかけていただき、どうもありがとうございます。いただいたサポートは、今後の取材や執筆に活用させていただき、さらによい記事を生み出していけたらと思います。