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日本でも楽しめる本格中国料理3選

 こんにちは、きいです。

 突然ですが、皆さん中華料理と中国料理の違いを知っていますか?
 簡単に説明すると、中華料理は日本の飲食に合わせてローカライズした中国風料理のことで、中国料理は本場の中国でも食べられている料理です。
 来日9年目の私は日本の中華料理も楽しむのですが、より多くの人々に本場の中国料理を知ってもらいたい!との気持ちで今回は3つ紹介していきたいと思います!


火鍋(ひなべ)


マーラースープと豚骨スープの火鍋

 火鍋は、中国式しゃぶしゃぶのことで、日本のしゃぶしゃぶとは違って四川風の辛いスープ(マーラースープ)と豚骨スープの2種類が定番になっているのが特徴です。最近では、トマトベースやキノコベースのスープも定番になりつつあります。
 火鍋はしゃぶしゃぶと違った見た目と辛さで既に多くの方に知られているかもしれないですが、今回は本場の楽しみ方を紹介していきたいです。

①自分好みにカスタマイズできるタレ

 初めて火鍋を食べに行く方はここで戸惑うかもしれないのでここで定番の2種類を紹介します。

  • 辛いものが大丈夫な方:
    ネギ、パクチー、ニンニク少々、オイスターソース、一味唐辛子、砕いたピーナッツ、ゴマ、他の調味料を埋めるぐらいのゴマ油(辛いものが得意な方はここで唐辛子を少し追加)

☆さらに、このタレにマーラー鍋のスープを少し加えるのが四川流です!
  • 辛いものが苦手の方:
    ゴマ味噌(ごまだれ)、パクチー、にら(お好みでラー油を少し、砕いたピーナッツを入れてもよい)

 両方とも万能タレで、どんな具材にもよく合い、初めて火鍋に挑戦する方におすすめします✨

②多様な具材

 二つ目の楽しみ方はしゃぶしゃぶと同じですが、火鍋には普段日本で見られない具材があります。例えば、鴨の血、センマイ、豚の脳みそなど、最初は少し引くかもしれないが中国では人気で火鍋に入れるとおいしいものですので、気になる方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
※マーラースープに野菜や豆腐を入れると、具材がスープの辛さを吸収して非常に辛くなるので、辛さに弱い方は要注意です。
 火鍋は夏に汗をかくのはいいもので、寒い冬に体を温めてくれる料理なので、まさに一年中食べられるものです!一人・大人数でも楽しめるのが魅力です。

麻辣烫(マーラータン)


薬膳スープベースのマーラータン

 麻辣烫は、痺れる辛さと唐辛子の辛さを併せ持つスパイシーなスープに、好きな具材を入れて楽しむ料理です。ベースとなるスープは薬膳スープと豚骨スープ(白湯)があります。

豚骨スープベース

 ひとり火鍋のようにも感じられるかもしれないですが、火鍋とは異なり、比較的油が少なく、そこで野菜を多めに入れると健康な料理にもなれます。さらに、春雨や中華麺を選べるので、自分好みの具材と組み合わせて楽しむことができます。具材を一気に茹でて出してくれるので、しゃぶしゃぶが面倒に感じる方に適しているかもしれません。値段も火鍋より安いのが特徴です。
 また、麻辣烫は辛さ調節可能なので、自分の好みに合わせて辛さを選ぶことができます。初めての方や辛いものが苦手な方は、控えめな辛さから試してみると良いでしょう。
※白湯(ばいたん)で辛さなしでも注文できます!

鉄鍋炖(テッカトン)


定番のスペアリブ鍋 スペアリブ・トウモロコシ・ジャガイモ入り、
他にも湯葉・インゲン・鶏の足など何十種の食材が追加可能

 これまでは、四川発祥の料理を紹介してきましたので、最後に辛いものが食べられない方に、東北地方の家庭料理「鉄鍋炖(テッカトン)」を紹介したいと思います。
 画像でも分かるように鉄鍋炖は見た目もインパクトがあり、一度にたくさんの具材を楽しめるのが特徴です。マイルドな味わいでご飯が進むように味付けされていて、お肉や野菜が豊富に使われているので、栄養バランスも良く、誰でも楽しめる料理になります。今回紹介した料理の中で、コスパが一番のものでもあります。先月、同期6人(女4男2)で鍋一つにサイドメニューを1品頼んでも食べきれないほどの量であり、飲み物やお酒を含めて1人2000円程度で楽しめました~なので最低でも3人から挑戦するのがいいかもしれないです。
 鍋の内側にくっついている「トウモロコシ饅頭」も一つの特徴です。見た感じより固めな饅頭であり、特に味がしないのでたれをつけて食べます。

鍋の内側にくっついているトウモロコシ饅頭

 店内はローカル感が強く、店員を含めて中国人が多いですが、これもまた本場の雰囲気を感じられるポイントの一つです。辛いものが苦手な方でも安心して楽しめるので、ぜひ試してみてください。

 以上、日本でも楽しめられる本格中国料理3選でした!
 ここまで読んだ方は、もう既に中国料理に詳しい人になります。さらに、これらの料理を試してその魅力を感じてみると中国料理通になるに違いないです!
 一つでも気になったら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?


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