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サッカー日本代表、海外組の多さに隔世の感

ワールドカップ開幕を控えるサッカー日本代表を見ていて驚くのが、海外組の多さ。試合が始まってスタメンが紹介される時、11人のうち10人が海外組という状況もザラで、いま37歳の筆者には隔世の感がある。

筆者がサッカーを始めたのは小学2年生の頃だから、もう30年も前。当時の日本のスタープレイヤーと言えば、カズ、武田、ラモスらで、Jリーグでプレーしていた外国人にはジーコやアルシンド、ビスマルクらがいた。

その頃の日本代表メンバーはほとんど海外経験がなく、カズが辛うじて海外クラブに所属した経験を持っているぐらいだったはず。

中田ヒデ、中村俊輔らが続々と海外へ

その後、中田ヒデや中村俊輔、小野伸二あたりが海外移籍し、日本人プレイヤーが海外でプレーすることが当たり前になってきた。それでも海外サッカーに疎かった自分には、馴染みの薄いクラブが多かったように思う(もともと知っていたのは中田ヒデの「ローマ」ぐらいか)。

どんどんビッグクラブに移籍

次に、本田や長友らが海外でプレーを始めた。この世代になると、所属クラブはACミランやインテルなど、サッカーに詳しくない人でも知っているようなチームになってきた。

今ではマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードなど、これまでよりさらに旬なチームで日本人選手が活躍する時代になった。

なぜ、世界で勝てない?

それなのに、なぜワールドカップで上位に入れないのだろう?これが筆者には不思議である。個々の選手のレベルは上がっている。それは所属クラブのレベルが上がっていることから類推できる。なのに、なぜ?

筆者は識者でも何でもない。素人だから的外れかも知れないが、日本代表はもっと強豪国と戦うべきではないだろうか?

日本代表が普段から対戦する相手は、サッカーで聞かない格下の国が多すぎると思う。どんな仕組みなのか詳しく分からないが、格下の国を日本に招待し、そして勝利して「日本は強くなった」と感じさせるパターンが多い

そして毎度、ワールドカップ本番ではグループリーグを突破できるかどうかという苦しい状況に置かれる。

決勝トーナメントで戦うのは16カ国だから、あえて単純化して考えると、FIFAランキング15位ぐらいより上の相手と日常的に試合しないと、本番ぶっつけでいつもより強い相手と当たることになる。

入門編の問題集だけでは難関校に入れない

受験勉強で言えば、入門編の問題集しか解いていないのに難関大学の入試本番に臨むようなもの。一握りの天才を除き、不合格になるのは目に見えている。

難関大学に入るには、本番と同レベルの問題に繰り返し親しまないといけない。

そんなレベルの問題がある、と知っているだけでは太刀打ちできない。頭ではなく、体が勝手に動いて解けるぐらいのレベルに自分を引き上げておかねばならない。最初は敗北続きでも、勝率は徐々に上がる。気付けばトップクラスにいるはずだ。

次回のワールドカップに向け、そんな強化方針で進んではいかがだろうか。

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