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三浦春馬さんを偲んで。他人事には思えない、同年代の苦しみ。

こんばんは。

#意識低い系社長  です。

先程、俳優の三浦春馬さん(30歳)がお亡くなりになったという、ニュースを目にしました。自殺とみられているそうです。

以前、人の死について記事にするのを迷った、という記事を書いたことがあります。それは「人の死」をネタにして記事にすることの是非があるから、とわたしは今でも思っています。

ですが、わたしと同年代の彼の死はあまりに早く、どのような苦しみがあったのか、察することも難しい。そして、何よりもわたし自身、つい4ヶ月くらい前までは毎日、自殺を考えて生きていました。自殺を目標にしていたと言っても良いぐらい、楽な死に方、人に迷惑をかけない死に方を考えていました。

ですので、この記事を読まれて、一人でも、自殺を思いとどまってくれる方がいることを望んでお話させてください。


なぜ自殺を選ぶのか


これにはそれぞれの人の事情、というものがあります。

例えば借金苦だったり、失恋だったり、人間関係のトラブルだったり、様々な「理由」があるものです。

ですが、全てに共通して言えるのは、「もうわたしに未来はない(いらない)」と悲観的に将来を見て自殺の道を選ぶものだと思います。


自殺は選択肢ではない


自殺することを人生の選択肢に入れてはなりません。

なぜならば、将来、あなたは誰かに必要とされるかもしれないからです。

あなた自身は自殺によって生涯を閉じることでいいのかもしれません。

ですが、将来あなたを必要としている人が、あなたがいないことで、誤った道に進んだり、悲しい思いをするかもしれません。

そう思うと、あなたは今のあなたを精一杯生きるしかない。あなたが自殺することで救われる人は誰ひとりいないのです。


わたしの正直な気持ち


亡くなられた方に対して礼を欠く言葉かもしれません。気分を害してしまったなら謝ります。

わたしは、三浦春馬さんに嫉妬したことがあります。

容姿端麗で、演技力もあり、さわやかな好青年のイメージそのものだったからです。

神はなんて不平等なんだろう。見た目も性格もひねくれた、わたしのような人間と、三浦春馬さんのような好青年、どうしてここまで違いが出来てしまうのか。そんなことで思い悩んだこともありました。

ですが、三浦春馬さんはその恵まれた境遇を自ら捨ててしまった。わたしには理解できません。理由はそのうち明らかになるかもしれませんが、少なくとも、コロナ禍やSNS上での誹謗中傷、そしてこの世情、といった環境が影響していたことは察するに余りあります。


わたしが自殺を思いとどまった理由


それは「メンタルクリニックの受診」、「家族の存在」です。

生きてるのが辛いと感じてる方が、今わたしの記事を目にしてくださっているのなら、メンタルクリニックを受診してください。

わたしは決して、メンタルクリニックの回し者でも、精神科医でもありません。ですが、メンタルクリニックを受診し、状況を先生にお話し、心理テストのようなものを受け、「あなたは”うつ病”です。」と診断されたとき、わたしは安心したのです。

「そっか。死にたいって思ってたのは、病気だったからなのか。」

こう、思えたのです。

そして、定期的に様子を見てもらいながら、薬をいろいろ変えてもらい、今は以前に比べたら、だいぶ元気になってきたと自分でも思います。

今は「死にたい」とは思わないからです。

そして、理由のもうひとつが「家族」です。

「家族」という守らなくてはならない絆の存在は、自殺を考えていたときのわたしにとって、負担で重荷でした。

もうここから解放されたい。息子の泣き声もうるさい、妻とも離婚して、とっとと死のう、毎日そう思っていました。わたしの机の下には今もそのときに書いた遺書と記入済みの離婚届が入っています。

ですが、病気と分かって治療を開始してから、息子が少しずつ成長していくのが楽しく見えて、わたしにとって唯一、命にかえても守らなくてはならない存在だとはっきり分かってきたのです。

父親としての自覚がなかった、そして父親としての責から逃れよう、それがわたしが自殺を考えていた時の思考でした。(世の普通のパパさんなら当たり前だろう、と怒られるかもしれません。)

改めて今思えば、自殺なんてバカバカしい。自殺するくらいなら、妻と息子と野山にでも入って畑を作って、雨露をしのげる家を自分たちで作ろう。そうやって、極貧でも豊かな暮らしをしよう、と思っています。(妻と息子が元気でありさえすればいい。)


最後に


三浦春馬さんは30歳という若さで亡くなりました。

わたしは36歳、もうアラフォーです。ですが、同じ30代として、見ている世界は同じだったはずです。

理不尽で不可解で、救いなんてどこにもないような世界に見えます。将来を絶望するのもよく分かります。

だから、わたしは一人でもいいから、伝わってほしい。


将来を悲観しないで欲しい。いざとなったらわたしと一緒に畑仕事をしよう。人間どうやったって生きていけるんだから。



ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

三浦春馬さんのご冥福をお祈りいたします。

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