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#KENMAYA です。

毎週金曜恒例、お磨きのお時間です。

今回はちょっとボロいZippoライターを鏡面磨きしてみました!
是非最後まで視聴して頂けると嬉しいです!

こちらのZippoは
S.A.ham.ponta様
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より、ご提供頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。


1.磨く前


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2007年に製造されたZippoのようです。
"DEATH XIII"と刻印されていますが、詳細は不明です。

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かなり使い込まれていて大小様々な傷、
メッキ剥げなどあまり良い状態とは言えません。

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火打ち石もダメみたいなので、
ついでに交換していきたいと思います。


2.全体の傷落とし


まずは様子見で、汎用研磨剤"SLT-400"を使って、
ミシン目の青鉄バフで磨いてみます。

磨いていくうちに、かなり深い傷も出てきましたが、
(👆 これ実は、研磨あるあるです。
ルーターの回転速度は中程度に落とし、
傷を中心に円を描くような感じで少し力を込めて磨くことで、
"SLT-400"でも十分に傷が落とせます。

先週のロンソンとは違い、
気になった部分はどんどん重ね塗りして、
ガシガシ磨きました。

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装飾や彫刻がない場合は、
あまり気にせず磨き込んだ方が最後の光沢が見違えるようになります。


3.仕上げ磨き


次に、液状研磨剤”SLV-10000”を使って、
シーツバフや綿バフで 光沢を出していきます。

ルーターは高速で回転させて、やさしく撫ぜるように磨いていきます。
みるみる鏡面になっていきます。
何度やってもここが気持ちいいんです・・・(興奮)

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4.最終仕上げ


今回も最終仕上げに、固形研磨剤”VSP-8000”を使うことにしました。
バフはセーム革のバフを使用します。

セーム革はしなやかで、やわらかい質感なので、
最終仕上げの際にこの"VSP-8000"と一緒に使用すると、
ほとんど研磨カスを出さずに、
バフ目と呼ばれる研磨痕(研磨傷)を残さずに綺麗にできます。

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このモヤモヤっとしたのが研磨痕です。
本来は薬品洗浄(苛性洗浄)や酸処理(硫酸や硝酸などで表面を溶かす)ことで、綺麗に除去するのですが、個人でそれらを扱うのは非常に大変ですので、研磨によってのみ仕上げるのであれば、こういう方法を取ります。

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セーム革で磨いた後がこうなります。
モヤモヤが綺麗になりましたね😊


5.完成


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いかがでしょうか。
傷や曇りは消え、美しい鏡面に仕上がりました。
ところどころのメッキ剥げがむしろいい味を出している感じもします。

これも後日メルカリにて販売(展示)予定です。
ご興味のある方は是非ご覧になってください。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
もし、こんなもの磨いて欲しいよ~とか、うちに眠ってるお宝を磨き直して欲しい~などございましたら、ご連絡お待ちしております!

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37.ロンソン光沢磨き(サムネ2)


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