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ホワイトデーやクリスマスに現れる謎の男性客

こんにちは。妻です。

今回はふと思い出した過去の、ちょっと怖い話をします。

前職(宝飾店勤務)の時のこと。

指輪やネックレスなどアクセサリー売り場は女性のお客様のご来店が多いのですが、時期によって男性客が増える時があります。

それがクリスマスやホワイトデーの他、パートナー様の誕生日や結婚記念日などです。

外観が高級感&場違い感が溢れすぎて入店しずらいにも関わらず、サプライズプレゼントしたいと勇気を出してご来店され(内心、拍手喝采)

こちらもパートナー様の好みや雰囲気、男性のご希望を聞きながら誠心誠意一緒に選ばせて頂くのですが…

時に不思議なお客様がいらっしゃいます。


特徴としては、まず若めの方(20〜30代)が多く

一見パートナー様のプレゼントをお選びになってる様に見えるのですが、小さな違和感。

なぜか?

まず、パートナー様の雰囲気がはっきりしない。(人物像が想像できない、あやふやな情報しかない、パートナー様の事をあまり語られない)

その割に宝飾品のデザインや宝石についてはアレコレ聞いてくるので…口数が少なく、ご自身で選びたい方とも、ちょっと異なります。

また、会話を長引かせるように関係無さそうなコーナーまで見る(男性の方は婚約指輪を購入される方を除き、予算とイメージが合えば割と早くお買い物される、またはもう少し検討するとお帰りになる事が多いです)

そして…会話の途中でさり気なく、ただのスタッフの好みを聞いてくる。なぜ?

さらには、スタッフにアクセサリーを装着させて似合うかどうか確かめ褒めてくる…必要ある?



まぁここまでの状況を判断して、これはスタッフに好意があるのでは?と思う方もいると思うのですが…

たしかにそういう人もいます。

こちらはスタッフの心得として、基本的にどんなお客様でも笑顔で接しますし、お話も何時間でもお付き合いします。それを勘違いされる方が時折います。

私はというと、年配男性から愛人にならないかと誘われたり、お客様の息子さんやお孫さんとのお見合いを希望される、宗教へ勧誘されるなど…その程度で済んでいましたが、聞き上手な美人なスタッフはこりゃもう大変でした。

大概はストーカーになり警察沙汰になり…私がいた時も先輩と後輩が被害に合われました。

出勤日を把握され、日中お話をしにいらっしゃったり、個室で話したいと希望されたり…またまた勤務後、店の裏口で待ち伏せされたら、恐怖しかないですよねぇ…

でも、その不思議なお客様というのは、あくまでパートナー様のプレゼントを選びに来ている、と豪語し、直接的なアプローチも特になし。最後はこれにしようとプレゼント候補をひとつまで絞ってから、また来るとお帰りになります。

その後、結局再来店される事はないので、これは推測ですが…

独身独り身の男性が、見栄でプレゼント選びをする気分を味わいたく、ご来店されてたのかなぁと勝手に思っています。脳内彼女でもいるんでしょうか…

それか、宝石や宝飾品がお好き?なのか、はたまたライバル店の視察なのか…未だ謎です。

毎回違う人ですが、いつもの時期になると、似た雰囲気を伴ってご来店されるので、またきたかぁという気分に内心なってました。

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