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懲りないヘッジファンドが生み出すバブル相場について


こんにちは。

#KENMAYA です。

今日は、先日野村HDが巨額の損失を生む可能性があると報道があり、
一時野村HDの株価は15%近く下げました。
この巨額の損失の内訳はまだ明らかになっていませんが、
ヘッジファンドによる、ブロック取引(一時で大量の売り注文)での一部銘柄の大暴落によるものだとされています。


そもそもヘッジファンドって何?って方のために、
簡単に説明しますと、
一般的に言う「投資信託」(自分の代わりに○○に関連した銘柄をピックアップして自動的に売買して利益を出してくれる金融商品)とは違い、
「ハイリスク・ハイリターンの私的投資信託」です。
つまり、ヘッジファンドは基本的に個人投資家からお金を集めるわけではなく、機関投資家や富裕層をお客さんとしています。
よって「損をさせるわけにはいかない」ので、市場での常識や暗黙のルールを無視した、無茶苦茶なやり方をしてきます。

そもそも「ヘッジ」という言葉は「リスクを回避する」という意味なのですが、「ヘッジファンド」はいつの間にか、こういったハイリスク・ハイリターンな銘柄にさらにレバレッジ(※掛け金みたいなもの)を掛け、より利ざやを稼ぐ、といった手法が好まれています。

またこういったヘッジファンドが好成績を残していることを受けて、そういったヘッジファンドに対して投資をする、「ファンド・オブ・ヘッジファンド」、よりリスクを分散させた(?)いくつものヘッジファンドに分散投資を行う「投資信託」まで登場しています。


つまり、今回の事案は「ひとつのヘッジファンドが巨額の損失を生み、破綻した。」で済む話ではなく、日本の野村HDをはじめ、スイスの金融大手クレディ・スイス、そして恐らくアメリカの金融大手も何社も絡んだ話になっているのです。

実はこれはリーマンショックも同様でした。
リーマンショックは「サブプライムローン」という不動産を担保とした金融商品が過熱したバブルを生み、結果としてリーマン・ブラザーズの経営破綻、世界的大恐慌を引き起こしました。


今回もコロナショックを契機に国際的な金融緩和が影響し、
多くのヘッジファンドが莫大な利益を生み、
それにさらにレバレッジを掛け、中国やアメリカのベンチャー企業やハイテク関連銘柄に投資をしたことで、ありえない程の株高が続いていました。

実体経済との著しい乖離が起きていたのはこのためです。

バブル相場はちょっとしたことではじけます。
今回の一件でナイアガラになる可能性も十分にありえます。
でもひとつ覚えておいて欲しいことがあります。


「潰れない会社は潰れません」

つまり、安定した収益を確保し、今後も成長し、世の中に価値を生み出す企業は、一時的な株安になったとしてもそれは全く問題ではないということです。
むしろ株式市場の全面安の展開は、こういった優良企業や成長産業への投資への参入の絶好のタイミングです。
リーマンショック時も、日本を除く欧米各国はほぼ半年以内に株価を戻しました。

バブル、バブル崩壊時こそチャンスです。

恐怖に踊らされないこと。皆がそう言ってること、そう思っているだろう、ということに逆張りをすること。
そしてその会社がどんな経営をしているのか、B/S、決算書を読むこと。

これがわたしの投資セオリーです。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

投資はあくまで自己判断です。
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