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男性の歌詞と女性の歌詞が対になるとは?〜Rewrite the Stars” 歌詞解説⑩〜

映画『グレイテスト・ショーマン』の中の曲 “This is Me” の歌詞解説をしていましたが(解説第1回第2回第3回第4回第5回第6回)。同じ映画の中で使われている曲で “Rewrite the Stars” という曲もあって、私はこの曲も好きです。

こちら↓の曲ですね。


動画を見てもらえたら分かりますが、この歌は黒人の女性と白人の男性の恋物語の曲で、この映画の年代設定は昔なので、今よりもずっと障壁がある恋なわけなんですね。

So why don’t we rewrite the stars?
(じゃあ運命を書き換えない?)
And maybe the world could be ours, tonight
(そうしたらたぶん、世界は今夜、僕たちのものになるかもしれない)

と男性に言われて、女性がこんな風に歌っていますが↓

No one can rewrite the stars(誰も運命を変えることはできない)
How can you say you'll be mine(どうしてあなたが私と一緒になると言えるの?)

これと対になっている男性の歌詞が前に出てきたこちら。

What if we rewrite the stars?(運命を書き換えたらどうだろうか?)
Say you were made to be mine(君は僕と一緒になるために生まれたと言って)

太字にしたところが女性と男性で全く同じ言葉が繰り返されているところで、それ以外が違っているところですが、女性のほうは、
 
No one can rewrite the stars(誰も運命を書き換えることはできない)
How can you say you'll be mine(どうしてあなたが私と一緒になると言えるの?)

と男性とは逆の歌詞になっているんですね。これが対の歌詞になっているということです。

歌詞が対になっているところは他にもたくさんあると前回、書きましたが、

(男)Nothing could keeps us apart(何も僕たちを引き裂くことはできない)
(女)Everything keeps apart(すべてが私たちを引き裂く)

(男)You'll be the one I was meant to find(君が僕が見つけるよう運命づけられた人だ)
(女)And I 'm not the one you were meant to find(あなたは私が見つけるよう運命づけられた人じゃない)

(男)It's up to you and it's up to me(それは君次第であり、僕次第である)
(女)It's not up to you, it's not up to me(それはあなた次第じゃないし、私次第じゃない)

(男)No one could say what we get to be(だれも僕たちがどうなるか言えない)
(女)When everyone tells us what we can be(みんなが私たちがどうなるか言う時)

(男)So why don't we rewrite the stars?
   And maybe the world could be ours, tonight
  (運命を書き換えてみない?そうしたらたぶん世界は今夜、僕たちのものになる)
(女)And how can we rewrite the stars?
   Say that the world can be ours, tonight
   (どうやって運命を書き換えられるというの?どうやって世界が今夜、私たちのものになると言えるの?)

という感じに男性と女性の歌詞が反対になっていて、曲の中では二人は結ばれませんが、映画の中では最終的にサーカスが焼け野原になった後に、結ばれます。素敵ですね。すべての人が好きな人と結ばれますように♡

もう少し詳しく説明すると面白いかなあと思うので、次回、もう少し詳しく書きますね。

どこが同じで、どこが違っていて、同じ意味のところと違う意味のところはどこか、もう少し考えてみてくださいね♪

洋楽の歌詞解説のXもやっています。


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