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本に散財した3日間

私は、事あるごとに本を買う。

何かと言い訳を付けて、書店に寄るといつも思いつく本を数冊買い漁ってしまうのだ。学生で一人暮らしの私に、もちろんそんな金銭的余裕はない。しかし、わずかなバイト代は本を買うためにあるんだと言い訳をして、魔法のカード(クレカ)で今日も支払いをすませた。

ここで私のここ3日間のハイライトをご覧頂こう。

〈一昨日〉
大学の講義中に、気分転換にブクログを眺めていると、見覚えのある名前が視界に飛び込んできた。
新刊「トルーマン・カポーティ 遠い声、遠い部屋 翻訳:村上春樹」

表紙がよすぎる

即購入である。あの「ティファニーで朝食を」をアマゾンでポチって家で見た上に、文庫本まで読んで完全にカポーティのファンになってしまった私が、この新刊情報を目の前にして素通りできるわけがない。しかも、翻訳は村上春樹だ。ということで2700円が静かに口座から引き落とされた。

〈昨日〉
レシートのたまった財布を整理していると、一枚のクーポン券が目に入った。「Tポイント10倍」と書かれている。期限は今月いっぱいだ。

使うしかないだろう。

すぐさま家から飛び出し、近所のツタヤへ。今まで買うことを渋っていた数冊の本たちを大人買い。カポーティの短編集も購入できてご満悦。
ということで、私の口座から3500円が引き落とされ、Tポイントが150円ほど加算された。

〈今日〉
「外せない用事が入ってしまって―」
そんな連絡があったのは、昼ご飯を大学の友人たちと食べているときだった。先日の読書会で知り合った古本屋好きの方と、東京に古本屋巡りをする予定だったのだ。初めての神保町をエンジョイしようと意気込んていた私は意気消沈・・・。

相手が悪いわけではないし、そもそも忙しい様子だったのでしょうがない。こんな時私はこう考える。

・・・もし東京行っていたら交通費と食費と本代、その他諸々で2万は使っていたはず・・・。てことは実質2万円浮いたのでは?!

と。なんとも都合のいい解釈である。しかし、予定がなくなってしまった悲しき自分を慰めるために、私は生協の書籍部に駆け込んだ。ずっと気になっていた中村文則さんの「銃」と、綿矢りささんの本数冊を購入した。
今日も元気に口座から1700円が引き落とされた。


といった感じの3日間であった。使用した金額は、・・・計算したくない。
そういえば書き忘れていたが、一昨日の放課後に睡眠についての本を一冊買っていたことを思い出した。(-1700円)

それでも私は訴えたい。


”全部読めばむしろプラス"だと!!!!


なので夏休みに入ったら、とにかく買いだめした本たちを一冊ずつ読んでいこうと思っている私です。



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