花岡 和佳男|シーフードレガシー

日本・世界のサステナブルシーフード・ムーブメントの担い手。株式会社シーフードレガシー …

花岡 和佳男|シーフードレガシー

日本・世界のサステナブルシーフード・ムーブメントの担い手。株式会社シーフードレガシー CEO。世界経済フォーラム「Friends of Ocean Action」メンバー。スキューバーダイビングは総潜数まもなく500本。高校生の息子とサウナでのひと時が最高の癒し。

最近の記事

【世界のムーブメント】ギリシャとスペインで再確認した、「ポリシー・シフト」と「マーケット・トランスフォーメーション」の二足歩行

皆さん、こんにちは シーフードレガシー代表取締役CEO 花岡和佳男です。今回は、4月に参加した2カ国でのサステナブルシーフード主流化にむけたムーブメントの様子をお伝えしたいと思います。 1カ国目は、世界各地から政府が集い各々のコミットメントを宣言し合う国際会議「第9回 Our Ocean Conference」 (OOC)への参加を目的に、ギリシャのアテネを訪れました。 その後、スペインのバルセロナで開催された世界最大の水産見本市「Seafood Expo Global

    • 熱帯雨林の奥地で空っぽになった話 〜 クレドの最初に「未来世代への責任」を据える理由〜

      みなさま、こんにちは。 株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。 以前の記事「目頭にバナナが生えそうなほど嬉しかった話」や「シーフードレガシーのクレド・大切にしていること」で、【シーフードレガシーのクレド1:未来世代に対しての責任】に触れました。 株式会社であれば「株主に対しての責任」を最上位に持ってくることが多い中、なぜ私は「未来世代に対しての責任」をここに置くのか……。 今日はその背景となる経験について綴ります。 ボルネオでの粗放養殖事業の立ち

      • 【講演後記】セオリー・オブ・チェンジ(変革理論)を再整理した『高知カツオ県民会議 シンポジウム』

        みなさま、こんにちは。 シーフードレガシー代表取締役CEO 花岡和佳男です。 高知カツオ県民会議シンポジウムに参加しました3月17日(日)に高知会館で開催された「令和5年度 高知カツオ県民会議 シンポジウム」にご招待いただきました。 第一部:基調講演 第一部の基調講演にてお話しする機会をいただき、「未来の世代へ美しい海を残す ~ サステナブル・シーフードの取り組み〜」 と題し、私がシーフードレガシーを創立した経緯や背景、今の事業や活動の概要、私達が描く理想社会やそこへの

        • 【世界のムーブメント】 北米最大の水産見本市『Seafood Expo North America』(SENA)に行ってきた

          みなさま、こんにちは。 シーフードレガシー代表取締役CEOの花岡和佳男です。 3月10日から12日にマサチューセッツ州ボストンで開催された北米最大の水産見本市『Seafood Expo North America』(SENA)に、今年も参加してきました。 まずは北米最大を誇る展示ブースエリアを一巡今年もブースエリアには、至る所に「サステナビリティ」、「トレーサビリティ」、「レスポンシビリティ」といった文字や、認証ロゴなどが所狭しと並んでいました。北米の水産市場でビジネスを

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          目頭にバナナが生えそうなほど嬉しかった話

          みなさま、こんにちは。 株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。 シーフードレガシーでは毎月、事務所で全スタッフによる定例会議を行なっています。出張も多く基本リモートワークなので、全員が物理的に一つの場所に集まるのはこの月一回の機会のみ。 2月の定例会議終了後、残ったスタッフ数人と、いただきものの赤ワインを開け、最近嬉しかったことに話の花が咲きました。 と言うことで、今日の記事は、私が最近特に嬉しかったことについて綴ります。 中学生時代の同級生と

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          豊かな海を守るビジネスの作り方③:シーフードレガシーのクレド・大切にしていること

          みなさま、こんにちは。 株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。 今回の記事では、シーフードレガシーがどんなことを大切にしている会社なのかを皆様に知っていただきたく、当社のクレド(信条)の内容を中心にご紹介します。クレドは、私の経営判断や、スタッフの日々の業務判断の基礎を成すものです。 01. 未来世代への責任3条からなるシーフードレガシーのクレドの最初に書かれてあるものは、「未来世代への責任」です。 シーフードレガシーは、ビジネスで社会課題を解決

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          【講演後記】『とくしま上板熱中小学校』の生徒さん達が激熱だった

          みなさま、こんにちは。 株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。 前回の投稿では世界のムーブメントとして、メキシコのサステナブルシーフードイベントについて綴りました。現在「日本のムーブメント・オーケストレーションに学びたい」と世界の各地から多くの講演依頼をいただき、昨年は月に一度のペースで海外出張へ行っていました。しかし、私の講演は海外ばかりでなく、日本国内でもパートナーやクライアント企業での勉強会、シンポジウムでの登壇なども多くあります。 今回は、

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          【世界のムーブメント】メキシコのサステナブルシーフード・イベントに行ってきた

          みなさま、こんにちは。 株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。 いま世界では、サステナブルシーフードを水産流通の主流としていこうと、各地で盛り上がりを見せています。メキシコも、そのホットスポットの一つ。 今回は、そのフラッグシップ・イベントとして、2024年2月15ー17日にメキシコシティで開催された「4th Latin American Sustainable Fisheries and Aquaculture Summit(LASFAS)」に参

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          豊かな海を守るビジネスの作り方②: シーフードレガシーの事業領域

          みなさま、こんにちは。 株式会社シーフードレガシー 代表取締役CEO 花岡和佳男です。 初対面の方から、社名を見て「お魚屋さんですか?」と聞かれることがあります。また、このカタカナの並びがシーフードカレーを連想させるのか「カレー屋さんですか?」と聞かれることもしばしば。 どちらも違います(でもお魚もカレーも、食べるの大好きです)。 今日の投稿では、シーフードレガシーが何をやっているのかを綴りたいと思います。 本日もよろしくお願いいたします。 日本のサステナブルシーフ

          豊かな海を守るビジネスの作り方②: シーフードレガシーの事業領域

          豊かな海を守るビジネスの作り方①: シーフードレガシー創立秘話

          みなさま、はじめまして。 株式会社シーフードレガシーの創立者であり、代表取締役CEOを務めています、花岡和佳男(はなおかわかお)と申します。 今日は私の簡単な自己紹介と、シーフードレガシーの創立背景について、綴りたいと思います。 プロフィール名前 :花岡 和佳男(はなおか わかお)。「わかおさん」「わかさん」「わかちゃん」などと呼ばれることが多いです。 生年月日 :1977年8月21日 出身 :山梨県生まれ。シンガポール&マレーシア育ち 続柄 :夫&父(高校生の息

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