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課題が山積みの水産業を救うのは若者!?‐SeaEOプロジェクトを立ち上げた理由‐

魚が減り、人手不足も深刻化している石巻の水産業。
現在、若手の経営者が立ち上がり、そのような状況を変えようと様々なことに挑戦し始めています。
石巻の水産業を救うために、私たちと一緒に挑戦しませんか。

今回は「なぜSeaEOプロジェクトを立ち上げたのか」についてお話します。SeaEOプロジェクト立ち上げの背景にある水産業の課題や石巻の水産業で若者を採用し始めたきっかけについて知ってもらえればと思います!

外部環境の変化

三陸は世界三大漁場に数えられるほどの優良な漁場ですが、そんな三陸の水産業では様々な変化が起こっています。

一つ目に漁獲量の減少です。最近では、サンマの漁獲量減少をニュースで聞いたという方も多いのではないでしょうか。石巻でも2000年に約14万トンの水揚げがあった魚が、2020年には10万トンと約30%減り、魚の小型化も顕著になってきています。

二つ目に地域や水産業界における人手不足です。東京一極集中で地方からは人が減ってしまっているという声をよく聞きますが、石巻も例外ではありません。特に若者の減少が顕著になっています。また水産業界を含んだ一次産業には3K(危険・汚い・きつい)というイメージがあり、石巻の水産業界でも人手不足が深刻化しています。

三つ目にテクノロジーの発達です。資本を持つ世界の水産事業者は、テクノロジーを駆使してどんどん新しいことに挑戦できるようになりました。石巻も震災復興により、ハード(機械)の部分は整っていましたが、ソフト(資本や働き方や経営に関する考え)がついていっておらず、せっかくあるテクノロジーをうまく使いこなせてないという状況でした。

このように外部環境がどんどん変化する中で、水産業を存続し未来の世代が憧れるようにするためには、現状維持で満足するのではなく、新しいことに挑戦していくことが必要となります。しかし、石巻の水産業にはプレーヤーが少なく、水産業の中で出来ていない要素が沢山ありました。

若手経営者の挑戦

FISHERMAN JAPANとしては、水産加工会社の採用のサポートをしていたものの、あえて若者を入れようと考えたことはありませんでした。なぜなら、家業であることの多い水産加工会社では、その家の人だけが経営を担っており、外部の若者に仕事を任せることに慣れていない、さらには任せられるとも思っていない人が多かったからです。当時の水産加工会社は、若者にとってもキャリアを考えづらい環境でした。

そんな状況であった水産加工会社が変わり始めたのは、会社を継ぐために若い世代が帰ってきたことがきっかけです。新型コロナウイルスが流行り始める少し前から、複数の企業に若い世代が帰ってきて、閉鎖的な今の状況を変えようと、様々なアクションを起こし始めました。

共に挑戦してくれる若者を石巻に

そんな行動する彼らを見ていて、
「彼らと共に挑戦してくれるパートナーが必要なのではないか」
「彼らと一緒なら若者も面白い経験ができ、キャリア形成においても良い影響を与えられるのではないか」
と考えるようになりました。FISHERMAN JAPANとして、この地域で何かを成し遂げたいと考えている若者を、石巻の水産加工会社に入れようと考え始めたタイミングでした。

そこで考えた仕組みが、若者が社長の「右腕」として水産加工会社に関わり、水産業で新しい取り組みにチャレンジしていく「SeaEOプロジェクト」です。

プレイヤーが少なく、課題が多い石巻の水産業で働くことは、若者のみなさんにとっては、
・挑戦することを推奨され、変化をすることを求められる
・裁量権が大きい
・自分の興味・関心を仕事にできる
というポジティブなインパクト、次のステップにもつながる良いキャリアの選択になるプロジェクトになっています。

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jinzai@fishermanjapan.com
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