チームを「良く」していきたいと思ったときに読む本【徒然読書⑮】
チーム活動をしているとき、うまく進むなー楽しいなーと思うチームはどんなチームでしたか?
今までチームに属したことがない方はいないと思います。
そして、チームに属するからには居心地を良くしていきたいと思うかもしれません。
そこで、私はこの本を手に取ってみました。
こんなかたにおすすめ!
✔チームをよくしていきたい方
✔これからチームやコミュニティを作る方
✔チームに関するメソッドを知りたい方
まず、チームに必要な法則は5つあります。
Aim Boarding Communication Decision Engagement
この本は以上の5つの法則に従って書かれています。
最初のAimは、「目的意識」があるかないかでチームが変わるという法則です。
Boardingは、環境の変化度合いと人材の連携度合いによって、メンバーを入れ替えるべきか固定するべきか、違ったタイプの個性的なメンバーを集めるかが変わるという法則です。
環境の変化度合いが大きければ、メンバーは入れ替えた方が良いし、人材の連携度合いが大きければ、多様な人材を入れた方が良いということです。
Communicationは、それぞれのメンバーが「自分は理解されている」と感じることが効果的という法則です。
「誰が」伝えるのか、具体的に伝えるかでメンバーに与える影響は大きいのです。
Decisionは心理的安全と深い関係にあります。
心理的安全に支障をきたす原因は、ignorant incompetent intrusive negativeだと思われる不安に帰します。
これらの不安を取り除くように意識すれば、意思決定もメンバーが納得できるかたちになるのではないでしょうか。
最後に、Engagementを高めるための4Pという法則があります。
それは、Philosophy Profession People Privilegeです。
例えばディズニーは哲学(Philosophy)を重視し、リクルートはPeopleを重視しています。
成功しているチームは、どんな魅力を提供し、逆に何を提供しないのかという戦略が明確です。
ですが、いくら法則を取り入れても落とし穴があります。
その1つが「社会的手抜き」です。
あの人が手抜きをしているから、大丈夫だという心理ですね。
「社会的手抜き」を防ぐためには、当事者意識が必要です。
人数・責任・参画感を調整して、メンバーに当事者意識をもってもらうようにするのです。
個人的に、情報共有がトップダウンでなされており、カルチャーが浸透し、ミッションやパーパス、マイルストーンが明確にメンバー内で定められていることもチーム作りに大事だと思いました。
チーム作りに正解はないけれど、法則に即してチームを構築すれば、ある程度まで成功する可能性があるでしょう。
この本には、具体例が多く挙げられていますので、法則の実用例など知りたい方は、ぜひ読んでみてください!
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