ステキな問いが出来るように参考にした本3冊【徒然読書番外編2】
「問い」。
コミュニケーションの上で欠かせない要素のひとつです。
1番は傾聴力だと思っているけれど、聞いた上で新たな気づきを引き出せるような偶発的な何かを生み出せるような、そんな問いが出来るようになりたいです。
それには経験が必要だけれど、ただ数だけこなすのではなく1回1回ごとに変えてみる。
試してみる。
そんな経験の積み方をしたいです。
そう思った時にいつも頼りにしている本があります。
何回も読み直してこの場合だとこうなって…を考えています。
それがこの3冊!
問い、について学ぶ時に必須の本です。
同じ著者ですが、『問いのデザイン』は概念的で「問い」とは何か課題とはなにかを深堀しています。
そして『問いかけの作法』は実際にどんなテクニックがあるのか、問いを考える時に意識することなど実践的です。
2冊合わせて読むと理解が深まる気がしています。
問いって具体と抽象があると思うんです。
抽象的な答えが来たら具体的に掘り下げていく。
裏にあるものをそっと掬いとる。
具体的な答えが来たら、仮定法とか言い換えで抽象に持っていく。
具体と抽象の行き来はインタビューが上手な方がよく言っています。
だけど、実際その場でやれと言われても掴めないです。
なので、迷った時に立ち寄る本が『具体と抽象トレーニング』。
具体とはなにか抽象とは何かを大変丁寧に説明してくださっている本なので整理する時に重用しています。
歴史で見たらソクラテスの産婆術とか禅問答とかあります。
そこまで深淵まで行かなくても、誰かと話した時に有意義だった楽しかったと思えるのは、新たな気づきを引き出してもらった時だと思う。
表面的な、何回も答えているような問いではなくて、心の奥底にあるこだわりというか、大切なものを言語化していく。
それが出来たらお互いに聞けたら、とても凄いことだと思います。
まだまだ先走ったり、拾い損ねたり上手く投げ返すことが出来なかったりするけど、場数を踏みながらそんな時間を増やしていきたい。
それが私が傾聴の次に「問い」にこだわる理由です。