罪深き好意(行為)
誰かに拒絶される度に考えてしまう
好意を持つことって悪いことだったのかなと
いや、まあ、自分の場合は、そうか……
さらに慎重になる
もう諦めたくなる
二度と勇気を出したくなくなる
今までのことも全部勘違いだったのか
驕っていただけなのかという考えが頭から離れなくなる
諦めるごとに老いていくのかもしれない
他人の失敗をあざ笑っているほうがずっと安全だ
誰かみたいに無神経にはなれそうもない
でも結果として自分がやったことは無神経だったのか
じゃあ同じじゃん 同じ穴のムジナ
粗悪品を売りつけようとするセールスマンみたいだな
謝罪の言葉を繰り返してみたところで許されたい人間の自己満足でしかない
そんなに慰められたいのか
悪くなかったと思いたいのか
まだ続いていくと思いたいのか
本当にその気があるなら一度離れるべきだ
それでも「ごめんなさい」を止めることはできそうにない
支えられている人をこそ裏切ってしまうのはどうして
いつもそうだ
自分の満たされなさを身勝手にも背負わせようとしているだけだ
それでも求めることをやめられないなら人間であることをやめたい
あの人の嫌そうな顔が忘れられない
そしてその前に立っている、自分の浮ついた顔が焼け付いて離れない
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頂いたサポートは無駄遣いします。 修学旅行先で買って、以後ほこりをかぶっている木刀くらいのものに使いたい。でもその木刀を3年くらい経ってから夜の公園で素振りしてみたい。そしたらまた詩が生まれそうだ。 ツイッター → https://twitter.com/sdw_konoha