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Turn.8『Thanks,Pastel Blue!!』

 いきなりの英語タイトル、申し訳ない。
 ということで今回の写真ですが…
 京阪800系です。大津線のネタは2件目ですね。
 前回は石山坂本線を掲載しましたが、今回は京津線です。京津線、路面電車としての法令に沿って走っている日本の鉄道の中ではかなりアグレッシブな走りをしているのはご存知でしょうか。
 太秦天神川から御陵までは地下鉄区間を走行し、御陵から上栄町までは急勾配を含んだ登山鉄道ばりの区間を走行。そして最後、上栄町からびわ湖浜大津まで待ち受けるのはなんと併用軌道。この僅かな区間だけで路面電車を名乗っている訳ですが、ここまでアトラクション性が突出している路面電車も存在するものでしょうか。
 実はこの京阪800系、小学生の時期に鉄道にハマってからかなりのめり込んだ車両でして、小学生時代は京都市営地下鉄の東西線を利用する際にこの京阪800系を待ってからよく乗車しました。
 通常の東西線の車両は6両なのですが、京阪800系の便だけは4両。この4両の表示だけで気分は爆上がりだったものです。
 何よりも、京阪京津線の魅力。逢坂山を突破する際の急カーブに上栄町からの併用軌道を走行する姿には本当に魅了されました。
 小学生時代に大好きだった電車では間違いなくトップ3に入るでしょう。
 そんな自分を育ててくれたパステルブルーの京津線車両でしたが…
 自分が高校に進学してから塗装変更で青色ではなくなります。
 そう。大津線系統にも波及した新塗装化の波です。
 この新塗装化だけは非常に残念でした。
 京阪の大津線系は、なによりも他の京阪ブランドと独立しているあの空気感が好きだったのですから。
 写真は高校生の時期に大谷?で撮影した記録です。間違えていたら多分追分だったかも…
 自分の学生時代を支えてくれたパステルブルーの存在はこうして消え去りましたが、自分の中では不滅の存在です。
 大人になってからは、稼いだ給料でマイクロエース製の模型を買うまでになりました…が、アクシデント発生で現在は休車中…
 再び整備して走行させたいものです。
 写真ではLEDが切れていますが、行き先は『浜大津』の旧駅名でした。
 この『浜大津』も懐かしいものですね。
 関西大手私鉄に於ける、土地名・国名表記の駅名はどうか受け入れ難いものです…

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