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逆境、初撮影、手応え?

 まだまだ北海道の記事が進行していないのは、私の過去記事をよく見ていただくと分かるような。
 しかし、北海道関係に関しては『写真』の整理の方もままならない状況である。つい先日まで、北海道遠征の写真は片されていなかったのだ。何しろ容量が多すぎる。200枚近くが普通に形状されていたので、写真の入れ替えを大胆に行って現状の読み込みに繋がっている。
 として、今回はそんな中から現在のSDで撮影した初期の写真を。丁度、北海道で使用したSDが全使用され、次の分に装填してからの写真である。
 この時は少しレアな現象があり、その撮影と並行して行ってSDが交換されたのであった。それがこれから記していく現状である。

 まず手始めに。
 この撮影した写真は8月時期の写真である。令和5年の撮影なのは間違っていないのだが。
 北海道から帰ってきたのは8月1日。少し事情があって延長した宿泊時期だったのだが、結果的にSDは北海道内で交換せずに済んだ。データが分離しなくてまずは一安心といった気持ちになる。
 さて、ここから記していく撮影の話が北海道から帰ってきて初の関西での撮影だった。地元での撮影はアクシデントが絡み、中々に面白いネタを撮影する所から始まったのである。
 まずは練習に撮影した223系の写真。
 223系の離合が起きるのも、滋賀県は草津から始まる複々線の光景ならではである。模型の宣材写真のような写真が撮影できた。
 実際は裏被りと揶揄されてしまうのだろうけれど…
 しかし、最近は旅か知人・友人との行動。そして余程の事がない限りカメラは起動しなくなったので貴重な223系電車の記録になった。コレはコレで良い路線の写真になったろう。
 個人的には裏被りと囁かれそうでも、こちらの方が電車として。鉄道としての仕事らしさが垣間見えるといった感じで好感を持てる。ここは各々の差だろうが。

 再び、223系電車。
 2000番台の新快速である。
 新快速に充当される223系もこうした機会がなければ撮影していくチャンスは無くなったように思える。本当に撮影しなくなった。
 高校・大学の頃に関してはカメラを握っての鉄道関係の用事。そして大学生になってからの労働に関する用事と撮影チャンスは何回もあり、下手ながらも何回かその姿を写してきた。大学生として(ほとんど通わなかったが)籍を持っていた時期、働く前の朝の通勤時間に新快速・貨物列車などを長岡京で撮影したのは現在でも良い思い出だ。
 しかし、そんな中でも直線駅でしか。そして見える僅かなる範囲でしか撮影していなかったので、こうして雄大なカーブを描く姿は久しぶりの撮影だった。
 自分の中では、
『過去類を見ないくらいに気合の入った新快速の撮影』
と勝手に思っている。
 おそらく、10代後半から20代前半の期間で最も綺麗に映り込んだ223系ではないだろうか。
 そして、新快速電車としても非常に綺麗な写真になった。また今後、時代解説や資料的な文章などでも登場する写真かもしれない。12連の長編成がカーブを駆け抜けてゆく姿は圧巻だ。
 あ。そうそう。
 撮影地忘れてましたね。石山から膳所に至るまでの駅前の踏切です。そして京阪電車も垣間見える。電車の観測という点では飽きない場所です。

 もう1つはこちらより。
 同じく新快速。
 順光線に近い状況だったので、こちら側でしか結局メインで撮影していない。反対側も良かったのだが、結果的には劣悪なレベルの逆光だったので撮影には大きく適さなかった。
 自分としての意見なのだが、10連を超える電車の撮影時にはどうしても編成を巻いて。前の1両から2両を先頭方向に突き出して少し巻いた感じにまとめて収めたくなる。
 こうした方が雄大な景色を感じられるし、編成としての迫力も感じられると思うのだ。完璧に素人の考え方。そして見栄えについては鈍臭い考え方だが。
 ただ、最終的には光の色味があまり好かないかなぁ…と。結果的には1枚目の先ほど記載した方に軍配が上がる。

 一応、巻いていない方も。
 何かこう、釈然としない…感じにはなっているが、カーブ独特の迫力や長編成の勢いのようなものは感じられるだろうか。
 そして、写真でも分かるように(LED行き先表示・前照灯がHiD)この223系は更新車である。前照灯がハイビームでキラリと一閃の輝きを見せているのは自分としても良い手応えだったのだが、やはりこう。写真としての質?もつパワーには何か欠けるような気がする。やはりスカッとしたんじゃなくて、自分ではしっかりと後方を残しつつ前の1両から2両はしっかり巻いた方が良い気がするのだ。

 貨物列車の撮影。
 実を言ってしまうと、この貨物列車の撮影が今回の大きな目的であった。
 令和5年の今年。JRは東海道線で大きな事故が発生した。大船〜藤沢での架線柱倒壊事故である。
 この影響で大規模な停電が発生し、暫く1日から2日かけて東海道線は運休に見舞われた。東海道線の停電という面が招いた交通の影響は乗客・物流の面で大きな爪痕を残したのである。
 東海道線としては東京方面に乗客の移動が効かない。そして、多くの乗客を乗せての高崎・宇都宮方面と常磐線方面への運転がままならない。
 そしてこの影響は物流にも影響が入っているのだ。
 東海道線はかつて、深夜早朝にかけて寝台列車の走行する特急街道であった。
 しかし、そうした現状は全て貨物列車が後を引き継いでいる。深夜には乗客を乗せての運転がない分、貨物列車が主役になる裏の時間だ。この時間に高速運転で東西の荷物を高速輸送し、我が国の動脈として走行しているのである。
 その中心に立つのが東海道線であった。東京のターミナル。横浜の貨物線。こうした場所から東海道線に列車は流れ、日本は更に西を目指すのであった。
 そうした中心を支える屋台骨での事故。当然、深夜から早朝を支える貨物列車も被害に遭った。この事故の影響で安全確認・抑止を余儀なくされ、静岡から名古屋までの区間には取り残されし深夜貨物たちが昼ごろまで流れてきたのであった。
 として撮影したのがこのEF66-100の貨物列車であった。現在はこの形態しか走行していないが、EF66形の去就が危ない今。撮影して損はない形式である。少し曇り空になった事が功を奏し、良い状態で撮影できた。機関車の姿もバッチリである。

 特に大きな遅延?がなかった貨物列車も。
 北陸本線を経由して米原から流れる、EF510形の貨物列車だ。
 こちらは順光線になってしまった事が大きく災いし、機関車の前面を中心とした場所にのみ光が刺さっている。後方、荷物を積載した列車が見えないのは失敗だったかもしれない。少し今となっては後悔に塞ぐ感覚である。

 オマケ、後方のアングルでも。
 被りそうになったらこの方向を向いて。危なく感じたらこちらから撮影してをなんとなく繰り返していたが、やはり逆光線は逆光線。あまり見栄えは良くない。
 側面にに光を蓄えている感じというのか、側面がギラっと輝く感触は良いのだが顔に少し勿体無さがあるというか。
 個人的にはスナップ写真で臨機応変にしたかった感覚である。自分の機材ではそうした小回りが全く効かないのだが。
 そうやってして、本命まで時間を潰していた。っしかし、東海道線の架線柱倒壊の事故以外にも、アーバンネットワーク内での別事情による遅延も発生し、旅客にも遅延が発生した。
 あまり大きな記憶がないのが正直な…ではあるが、貨物・旅客ともにこの時は双方の事情で遅延している感触であった。
 そして何本か試したうちにして本命が通過する。

 本命がこの列車だ。自分としては
「ん、まぁ良くないか…?」
という中々に薄い自信である。それで良いのか。というか記録程度だし、と。
 この列車の存在を知る人なんて殆ど居ないだろう。この列車は深夜・早朝に通過するのだから。
 この列車はM250系電車といい、JR貨物が保有する唯一の『電車』である。そして速度は特急列車並みの速度を誇り、一部の鉄道ファンからは『特貨電』というあだ名まで付けられている。その勢いのままに高速な列車なのだ。
 東京貨物⇄安治川口を走るこの列車。東京・大阪の双方を22時過ぎに出発して、約6時間程度で双方の目的地に到着する。
 当然、貨物列車として。そして更には歴代の東京⇄大阪を走る在来線では最も速い速度を誇っているのだ。最高時速は130キロまでに達する。
 列車は15両編成を組み、佐川急便の貸切による『ブロックトレイン』として運行されている。貨物電車による高速運転の力を発揮し、その威力は日本屈指だ。
 少し自分としては予想外な勢いの高速で、遅れを取り戻すかのような走りだったM250系。今回はその姿を大遅延という列車にとっては最大の逆境の中撮影した。
 なお、後打ちに撮影した写真は冒頭掲載の通りである。少し紐気味になったのが惜しいか。
 普段は深夜早朝しか撮影しないM250系スーパーレールカーゴの遅延による撮影。またいつか、こうしたアクシデントの発生時などを狙ったイレギュラーな様子を撮影したいものである。
 なお、過去に遡って調べてみると自分が完全遅延したM250系スーパーレールカーゴを撮影したのは令和元年の10月以来であった。


 そしてこの日の夕方には友人に出会って阪急梅田の鉄道模型フェスティバル2023へ。京都線特急がテーマとして2800系時代に有名だったドアカット表記の撮影…と洒落込んでいたが、
 自分としてはやはりブレーブスのカード詰め合わせが気になってしまう…ブレーブス完全フューチャーでまた阪急もイベントを開催してほしいものだ。

 鉄道模型フェスティバル2023では新製品発表も。
 個人的には大きな告知として気になった品を掲載しておく。
 キハ54形寒地形を2両詰め合わせた?セットだ。
 留萌本線・留萌〜石狩沼田廃線セットとしての宣伝だそうな。その最後に充当された車両をセットにして販売するようだが、しかし自分の印象としてキハ54形は宗谷本線のイメージ。そしてキハ54形は宗谷本線以外で拝見しなかったので、車両のイメージがどうも偏っている。
 そして極め付き、車両の番号が宗谷本線で乗車した車両だったので気になった商品としてカウントした。
 11月から12月にかけての販売だそうだが、どうしようか…。
 そしてこの写真に便乗して告知します。
 北海道連載、まだまだ続きます。後半戦なんだけどね。もうしばらく、我慢してくれませんか。
 …はい。拙い感じの終わりですね。頑張ります。

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