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ナワテ通りのたい焼き&ブルースブラザーズ

長野県松本市
松本城の近くにナワテ通りという古い商店街がある。
一風変わったお店ばかりが並んだ長屋風の通り。
たい焼き屋さんが2軒あり、どちらもとてもおいしい。


『ナワテ通りのたい焼き』(『ラチェン通りのシスター』と覚えてね)

しっかり焼きの焦げ目ありのたい焼きで、私はしっぽ部分がとにかく好き。
定番あんこが絶品。ちなみに200円。
クリームやイチゴや抹茶など実は結構種類が豊富で、250円くらい。
行き道で定番あんこのたい焼きを食べて、帰り道でクリームのたい焼きを食べる。


誰にでも簡単に綺麗な写真が撮れるスマホで、驚きのピンボケ



焼き立ての温かいお煎餅もあり、甘い物→しょっぱい物→甘い物コースも可能。

お煎餅の種類は多いけど、ホカホカは醤油味のみ



たい焼きを買って振り向くと、一回100円と書かれた「わた菓子マシン」
いつまで使われていたのか、時代的に100円が高いのか安いのか。
そして、素晴らしく心を打つこの風貌。
ニッコリ顔のカバーが超絶ケナゲと思うのだ。

おそらく流行だったのだろう。ナワテ通りにはこのマシンがもう一台あるのだ!


今、ナワテ通りは観光客や地元民で賑わっているけれど、その昔は今ほど観光色が強くなく、もう少し地味目レトロな商店街であった、と思う。
ナワテ通りにリバイバル映画を上映している映画館があり、私がナワテ通りに行く要件は、もっぱら映画館だった。
今はもうない。

リバイバル映画の入館料は400円で、一度入ったらいつまででも居られる。
ここ最近の映画館は、映画が始まる前に案内に従って入場し、映画終了と共に全員退場が一般的だと思うけど、ここはそうじゃない。
映画の途中でも入場出来て、次の回で始まりから改めて観る、という免許の更新ビデオスタイルだった。
したがって、400円払って入館すれば、上映されている限り何度でも観る事ができるのだ。
当時、映画の2本立ても珍しくなく、4〜5時間はザラだった。
今思えばヒマだった。

ニューシネマパラダイスの映画館を半分にしたような小さな映画館で、ブルースブラザーズを繰り返し繰り返し観たのだった。


音楽とルックスがかっこいい!と思ってしまったティーンエイジャー時代

自動券売機も、スマホで事前予約もない時代、もちろん指定席もない。
安く観るために、わざわざ鶴林堂書店まで出向いて前売り券を買うのだ。

そして後ろの客の話し声がイヤなので、一番後ろの席に座る。
今でも映画は可能な限り一番後ろの席。


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