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「鎌倉に移住するのと同じですよ。」フリーランス女子のカナダでのリモートワーク留学のメリット・デメリットを訊く。橋本岬さん(31歳)

留学メディアおよび留学エージェントとしてサービス提供をしているスクールウィズではコロナがようやく落ち着きつつある社会の中、新サービスとして『リモートワーク留学』をリリースしました。

コロナ以前では、社会人が留学するには「時間の捻出」と「キャリアの不安」という大きな壁がありました。基本的には転職するタイミングでないと留学することは難しかったのですが、まだまだ企業や業界によっては転職は一般的ではない人たちも多くいます。そういった方々にとっては、留学は叶えることのできない選択肢となっていました。

そんなところに新型コロナウイルスのパンデミックが起こり、以前では考えられなかったリモートワーク/テレワークが世界的に急速に普及しました。そこでスクールウィズは、「海外の時差」と「リモートワーク」を組み合わせることで、留学しながら仕事も両立することができると気づき、『リモートワーク留学』をリリースすることとしました。

とはいえ2022年5月現在、まだまだ社会的には事例も実践している人も少ないです。

そんな中、スクールウィズの代表太田の知り合いである橋本岬さんが、まさにカナダにてリモートワーク留学を実践されているということで、今回話を伺ってみることとしました。

話し手:橋本岬 / フリーランス(広報/編集/ライター)
女性ファッション誌の編集者を経て、2015年よりフリーランスの編集者、ライターに。友人が起業したことをきっかけに、2018年から2022年3月まで、スタートアップ2社で広報を経験。2021年4月より、「日経xwoman」に外部編集者として参画。フリーの編集者、ライター、スタートアップ広報の3つのキャリアがシナジーを生むような働き方を模索中。

聞き手:太田英基 / 株式会社スクールウィズ 代表取締役
日本最大級の留学情報メディアであるスクールウィズを運営し、新進気鋭の留学エージェントとして新たな取り組みを続けている。コロナ以前より日本人がもっと留学にいくために「リモートワーク留学」の提唱を始めるもリモートワーク自体が普及していなく世の中には響かず。コロナは留学業界に大打撃を与えたが、同時にリモートワーク普及により市場拡大の機運に。ようやく留学スタイルの大きな変化が来たと意気込んでいる。
※インタビュー日程:2022/05/21

ーこんにちは!今日はよろしくお願いします。日本は午前11時ですが、カナダのトロントは午後22時ですよね。遅い時間に恐縮です。

いえいえ、22時は全然アクティブな時間帯なので平気ですよ!
こちらこそ、今日はよろしくお願いします。

※橋本岬さんプロフィール写真より

ーそれでは早速ですが、今回リモートワーク留学をするに至った経緯を教えてください。

留学は2022年の4月からなので、今は1ヶ月ちょっと経過したぐらいです。
ワーキングホリデービザを取ってカナダに来ていまして、全体で1年間の留学を想定しています。
現在はトロント市内にある語学学校で、滞在先はホームステイを選びました。
ホームステイ先は学校から50分ぐらいの通学時間ですね。ホストファミリーは少しだけ癖が強めの高齢のフィリピン人の方です。

※橋本さんの留学中のクラスメイトとの集合写真

まず最初の3ヶ月間は語学学校に通いながら、しっかり勉強をして、英語の基礎力をつくりたいと考えています。そのため、語学学校の授業に加えて、英語ピアラーニングの「Gariben」も併せてプログラムに参加しています。

留学へ行こうとおもったのは、自分自身のキャリアを考えたときに、30代で結婚して子供を産むことを考えると、時間があまりないなと。文系の私がキャリアアップするには英語かプログラミングか会計などの専門スキルを身につけることが必要だなと考えました。その中で英語が最もマイナスが無い投資だなと思ったんです。

※橋本さんが通うカナダの語学学校の外観

ーもともと留学前は英語はどれぐらい出来たんですか?

The一般的な大学受験レベルの日本人ですね。スピーキングは全然できませんでした。
今ようやく1ヶ月経って少し慣れてきたのですが、まだまだです。
留学前は全然英語勉強していなかったのですが、もっとちゃんとやればよかったと反省しています。

ーリモートワーク留学に行き着いたキッカケは?留学費用は貯金していたんですか?

コロナ禍に入って、私自身の働き方自体リモートワークがメインになったので、いつもの延長で仕事を続けながら留学をすればいいやという風に考えました。

留学費用の捻出は、東京都心部に一人暮らししていたのですが、家を解約して実家でリモートワークするのを中心としました。それだけで毎月しっかり貯金できましたね。

ー今フリーランスとしていくつかのクライアントの仕事を行っていると聞きましたが、クライアントから何か言われたりしましたか?

はい、フリーランスとして複数社の仕事に取り組んでいます。多くのクライアントには説明をして、理解を示してくれて応援してくれています。本当に恵まれているなと感じて感謝しています。あと、実は私がリモートワーク留学していることを知らないクライアントも恐らくいます(笑)。しかし、問題なく仕事はできています。

ーなんと!実はカナダにいるんですと伝えたら衝撃を受けるでしょうね(笑)
ー実際にやってみて、リモートワーク留学のメリットやデメリットは何を感じたりしていますか?

まずデメリットですが、インターネット環境が整っているので、正直特には困ってないですね。もともと夜行性なので生活リズムも問題なしです。

ひとつあるとすれば、ホームステイ先のホストファミリーには深夜まで日本との打ち合わせでビデオミーティングがあることを事前に伝えていなかったので、ちょっと嫌そうな反応をされてしまいました。その後、部屋を奥の部屋に変えてもらって今は大丈夫ですが、仕事でビデオミーティングばかりな人はホームステイは辞めて、レジデンスやゲストハウス滞在などのほうがいいかもしれません。

それ以外は本当に困っていること無いですね。
正直、鎌倉に移住するのと同じですよ。本当にそんな感覚です。
メリットですが、やはり海外にいるので当然なのですが、英語の勉強を諦めることができない環境にいられることですね。普通に生きてて英語の必要性に迫られまくるので、英語ができない自分をなんとかしないといけない、もっと勉強しなくちゃいけないと、自然とやる気が出てきます(笑)

※行きつけのカフェで英語を勉強している橋本さん

ー日本国内にいると、なかなかそうはいかないですものね。とてもわかります!
ー海外で仕事することで、日本で仕事する時以上に何か得られているものはありますか?

そうですね、カナダに行きますとSNSで報告をしたんですよ。そうしたらカナダのイベント取材、人物インタビューなどの依頼や相談は目に見えて増えたように感じます。

ただ、私自身まだ最初の3ヶ月間は英語学習にできるだけ集中しようと考えているので積極的に仕事を増やしていないので、もう少し経ってからそういった案件にも取り組んでいければと思っています!

ー海外にいくことでお仕事の依頼や相談のチャンスも増えるのは嬉しいですね!
ーさて、今回のリモートワーク留学の場所はカナダを選ばれましたが、また次回リモートワーク留学するなら、どの場所でしたいですか?

そうですね、正直リモートワーク留学だったら会社や仕事をやめずに留学いけるので、毎年1ヶ月ぐらいいけるんじゃないかと思っていたりします。ただ、毎年いくなら留学費用がリーズナブルな留学先がいいかなと思います。セブとかフィジーとかですかね。

ー最後に、リモートワーク留学を迷っている人に向けてメッセージをお願いします!

キャリアを考えたら、デメリットは絶対無いです。
投資する上でリターンが大きいと思うので良いと思います。
英語を話したいけど、話せなくて後悔している大人は多いので、そこを乗り越えられるキッカケになります。是非、人生後悔しないように前向きに考えてみてください。

ー橋本さん、本日はインタビューご協力ありがとうございました!

<あとがき>
スタートアップ界隈では顔の広い橋本さん。コロナでいつの間にかリモートワーク留学をカナダで実践しているときいて本当に驚きました。まさに先駆者そのもの。
彼女が自然に発した「鎌倉に移住するのと同じですよ」という言葉が脳裏に焼き付いた。

もっとそれぐらいのカジュアルな感覚で、世界を舞台にする人を増やしていきたいと改めて思ったのでした。

リモートワーク留学の詳細について気になる方はサイトへアクセス!
※他の人の体験談も順次掲載中。
https://remote.schoolwith.me


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