饅頭(マントウ)

夫の駐在に帯同し、中国北部・天津市へ。2023年~天津外国語大学で、ゼロから中国語を学…

饅頭(マントウ)

夫の駐在に帯同し、中国北部・天津市へ。2023年~天津外国語大学で、ゼロから中国語を学んでいます。ゼロコロナ政策終了後、やっと門戸が開いた天津外大(通称天外)。情報がなさすぎる中、手探りで入学手続きをした私が「入る前に知りたかったよ~」という、学生生活のあれこれをお届けします。

最近の記事

基本に戻って体力作り

 大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  中国はただいま春節(旧正月)休み。連日連夜、家の外ではばんばか花火と爆竹が鳴り響いています。春節明けにはぼちぼち大学が始まるので、その前に、冬休みの振り返りをしておきます。(自分の脳内整理と備忘録としての投稿です。) ひと冬に4度もかぜを引く  実はこの冬、2か月ほどの間に、4回もかぜを引いてしまいました。この冬は天津でもコロナ、インフルエンザ、胃腸かぜなどがかなり流行っていたので、仕方ない面もありますが、さすがにこんなに

    • 私の人生に読書が戻ってきた

       大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  読書はお好きですか? noteを読む方は、おそらく読書は好き嫌いというより、息を吸って吐くように生活の一部、という方が多いのではないかと思います。そんな一人だった私、実は人生で初めて「本が読めない1年半」を過ごしてきました。 中国では日本語の本が入手しづらい  中国は、外国語書籍の持込みが難しい国です。  入国時に自分のスーツケースに入れて「機内預入れ荷物」としてなら自由に持ち込めますが、船便などで日本にいる家族や友人から

      • 天津外国語大学で中国語を学ぶ #8_秘密のお茶室

         大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  私が通う天津外大の中には、日本の茶道(裏千家)のお茶室があるのです。今日はお茶室の潜入レポートです。 裏千家の茶道が盛んな天津  実は天津は日本の裏千家の茶道が盛んで、市内に本格的なお茶室が4つもあります。その一つが、天津外大内にあるのです。  天津は日本人が数千人規模で住んでいるので、「茶道をやっていた日本人が、天津でも集まって続けているのかな」と思いきや、さにあらず。先生も生徒も中国人がほとんどなのだそう。私は茶道は全

        • フード必須!天津の冬はつらいよ

           大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  せっかく大学が冬休みに入ったというのに、私は週末、この冬2度目の風邪をひいて寝込んでしまいました。天津の冬はなかなか気候が厳しく、体調管理が難しいです。 大事な物はフードです!  ヘッダーの写真は、午前中の授業が終わり、出入り口でQRコードをかざして学外に出ようとする学生の列。みーんな、コートのフードを被っていますよね。  天津の冬は、最低気温が-5℃から-10℃、最高気温が0℃から5℃ぐらい。乾燥しているので、雪はたまに

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #7_日本語学部の学生さん

           大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  今日は、天津外大の日本語学部の学生さんと知り合う方法についてお伝えします。 学内カフェでの出会い  先日、学内のカフェで宿題をしていたら、隣のテーブルから「チャーミング」「プロ」…と日本語の外来語を学ぶ学生さん二人組の声が聞こえてきました。イントネーションが間違っていたので、気になって思わず正しい発音で言い直してしまったことから、日本語中国語ちゃんぽんでちょっとした会話が始まりました。  彼女たちは4年生で「日本語能力試験

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #6_期末テストの存在感

           大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  ”期末考试、考完了ーーー!!!”   年明け1月2日から始まった期末テストが終わり、ただいま高揚感に包まれております。学部生・院生はまだあと1週間ほど期末試験期間が続きますが、私達語学留学生は、一足お先に冬休みに入ります。今回は、大学の中間テスト(期中考试)と期末テスト(期末考试)について取り上げます。 中間テストの予定は未定  学期初めのゴタゴタが過ぎ、ちょっと学生生活に慣れてきたかな~、という頃に、中間テストがあり

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #5_年末年始も授業です

           大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  12月に入り、そろそろ年末年始の予定を立てている方も多いことでしょう。今回は、中国の大学で学ぶ上で気を付けたい「年末年始休みじゃない問題」について取り上げます。 中国の大学は「旧暦」に沿っている  中国の学校・会社はいわゆる「旧暦」に沿って動きます。  そして中国のお正月は1月1日ではなく、「旧暦」に基づく「春節」と言われる時期で、1月下旬~2月上旬と年によって変動します。大学が冬休みに入るのは、この「春節」の数週間前から

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #4_授業は4科目

           大家好! みなさんこんにちは、マントウです。 今日は天津外国語大学の中国語授業の科目についてお伝えします。 授業は4科目  中国語だけを学ぶ「語学進修生」の授業は、初~中級クラスなら各レベル4科目。(上級は少し科目が変わります。) ①「精读(精読)」(文法&リーディング)×週3コマ ②「阅读(閲読)」(サイドリーディング)×週2コマ ③「口语(口語)」(会話)×週2コマ ④「听力(聴力)」(リスニング)×週1コマ  このうち中心になるのは「精读」。  ベテランの専任

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #3_武術訓練は突然に…

           大家好! みなさんこんにちは、マントウです。  私が通う天津外国語大学では、11月初旬に中間テストがありました。その翌日から突然、中級~上級の中国語クラスの授業が約1週間休講になり、代わりに「中国武術訓練キャンプ」なるものが始まりました。 「武術訓練キャンプ」とは?  どうやら、日本で言う「スポーツ庁」と「中国武術協会」の共催で、中国各地の大学を回って、留学生を対象に中国武術の普及活動をする…、という企画のようです。「6日間休まず出席して実技試験に合格すると、中国武術の

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #2_クラス分けはかなりテキトー

          大家好! みなさんこんにちは、マントウです。 今日は天津外大内の中国語学校「国际教育中心」のクラス分けについてご説明します。 クラスはレベル別10段階 2023年秋学期の場合、クラスは下から初級1~3班→准中级(プレ中級)→中級1~3班→准高级(プレ高級)→高級1~2班となっています。授業に出てみた体感だと、初級1~3班がHSK1~3級相当、准中級~中級1がHSK4級、中級2~3がHSK5級ぐらいかなと思います。 ちなみに、前学期はコロナ明け初の対面授業再開で留学生数が

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          天津外国語大学で中国語を学ぶ #1_学費と時間割

          大家好! みなさんこんにちは、マントウです。 私は中国のゼロコロナ政策が終わり、大学が語学留学生に対して開かれた2023年春から、天津外国語大学で中国語を学んでいます。「現地の大学で中国語を学んでみたい。」という方向けに、仕組みを簡単にご紹介します。 入学試験はありません 「大学で学んでいる」と言うと、入試を受けたと誤解されることが結構あるのですが、私は大学の本科生(学部生)ではないので、入試はありません。4年間で学士を取る本科生や、修士を取る大学院生と区別して、私のよう

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          内モンゴル・草原の旅(その3・やっぱり羊肉!)

           旅に出る前、内モンゴル出身の学生さんにおすすめの地元料理を聞いておきました。それに沿っていろいろ食べてみた中で、一番おいしいと思ったのは、なんだかんだでやっぱり「烤羊肉串」(羊肉の串焼き)。羊肉は中国人でも好き嫌いが分かれますが、私は大好き。鍋にすると臭みが気になる羊肉ですが、串焼きだとくせがなくて食べやすくなる気がします。暑い中、屋外で食べる羊肉の串焼きとビールの組み合わせが最高すぎて、結局2晩連続で食べてしまいました。  次に、見た目と裏腹に意外なおいしさだったのが、

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          内モンゴル・草原の旅(その2・額尔古纳湿地)

           内モンゴル・呼伦贝尔(フルンボイル)草原の旅、2日目午前は莫日格勒(モリグラー)河という川へ。中国でも有数の、湾曲の多い川だそう。モリグラー河の川岸には、何か所か展望台が設置されていて、そこから向こう岸を見渡すことができます。フルンボイル草原はロシアとの国境に近い場所なので、モリグラー河の向こうはもうロシア。日本で育った人間にとっては、陸続きですぐそこが別の国、というのは不思議な感覚です。  途中の街で内モンゴル料理のお昼を食べて、午後はアジア最大の湿地・額尔古纳(ウルゴ

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          内モンゴル・草原の旅(その1)

           夏休み、中国・内モンゴルの草原を旅してきました。内モンゴルには有名な草原地帯が複数ありますが、今回私が行ったのは「呼伦贝尔(フルンボイル)草原」。”内モンゴルの草原で一番美しい”と言われるにも関わらず、中国の主要都市から遠いためか、事前に日本語で得られる情報が少なかったので、記録しておきます。  フルンボイル草原の最寄り空港は「海拉尔(ハイラル)」と「满州里(マンシュウリ)」の2つ。内モンゴル出身の中国人学生さんによると、途中、山や川に寄りながら、5日ぐらいかけて草原をド

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