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天津外国語大学で中国語を学ぶ #8_秘密のお茶室

 大家好! みなさんこんにちは、マントウです。
 私が通う天津外大の中には、日本の茶道(裏千家)のお茶室があるのです。今日はお茶室の潜入レポートです。

裏千家の茶道が盛んな天津

 実は天津は日本の裏千家の茶道が盛んで、市内に本格的なお茶室が4つもあります。その一つが、天津外大内にあるのです。
 天津は日本人が数千人規模で住んでいるので、「茶道をやっていた日本人が、天津でも集まって続けているのかな」と思いきや、さにあらず。先生も生徒も中国人がほとんどなのだそう。私は茶道は全くの未経験ですが、今回「新年茶会」にお招きいただいたので、初めてお邪魔させていただきました。

 

床の間には掛け軸と新年飾り

 語学留学生は主に、逸夫楼(イーフーロウ)と呼ばれる大きな教室棟の9階で授業を受けますが、お茶室があるのは7階。一歩足を踏み入れると、広い教室の奥に、畳のお茶室が。床の間には掛け軸と新年飾りがあり、小さな日本が広がっています。
 天津外大で、日本語学部の学生に「茶道」の授業を教えているG先生始め、先生方も生徒さんも、美しい着物姿で迎えてくださいました。

帯も美しい

久々のお抹茶でリフレッシュ!

 久々に飲むお抹茶の、実においしいこと…! 天津の味濃いめの中華料理にだいぶ飽きてきた私には、かなりのリフレッシュ効果がありました。
 以前一時帰国した際、羽田空港の伊藤園カフェで飲んだお抹茶があんまりおいしくて、お抹茶を買ってきてあるので、youtubeで立て方を見て、家でも飲んでみたいと思います。

天津外大で茶道を習うには

 天津外大のお茶室は、以下の3つの用途で使われています。
①天津外大の中国人学生向け、茶道の授業
②学生茶道サークルの活動 … (月曜午後)
③学外の社会人向け茶道教室 … (火曜日と土曜日)

 このうち①は日本語学部の中国人学生向け。
 授業の中で和菓子作り体験があったりして、学生さんには人気がありますが、彼らの「授業」なので、我々語学留学生は原則参加できません。

 ②の学生茶道サークルは、天津外大の学生なら、留学生も参加できます。
 友人の中国人学生さんも入っていましたが、着物の着付けも教えてもらえるので、日本文化に興味のある女子には人気のよう。こちらは自分の授業と重ならなければ、語学留学生も参加できます。

 ③の社会人向け茶道教室は、天津外大の学生でなくても、誰でも参加できるので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
 外大キャンパスは部外者の立ち入り禁止ですが(結構厳しい)、茶道教室の生徒になると学内に入れるので、「中国の大学キャンパスに入ってみたい」という方にもいい機会かもしれません。

社会人の友人ができるかも

お茶を立ててくださったのは右手前の女性

 今回の新年茶会は、③の社会人向け茶道教室の主催でした。
 お抹茶を立ててくださった女性は、大学で英語を教える先生だそう。知的かつ上品で、「もっと話してみたいな」と感じさせる素敵な方でした。
 大学で中国語を学んでいると、20歳前後の学生さんの知り合いはたくさんできます。みんな聡明だしとってもかわいいのだけど、四十路マダムの私としては「たまには大人と話したい…」と思ってしまうのも正直なところ。このサークルは、中国人の社会人の友人を作る貴重なチャンスでは…、と思いました。大学が冬休みの間は、残念ながら茶道教室もお休みとのことなので、新学期に大学が開いたら、お試しで参加してみようと思います。

 以上、天津外大内のお茶室リポートでした。
 それではまた、再见!

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