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天津外国語大学で中国語を学ぶ #1_学費と時間割

大家好! みなさんこんにちは、マントウです。
私は中国のゼロコロナ政策が終わり、大学が語学留学生に対して開かれた2023年春から、天津外国語大学で中国語を学んでいます。「現地の大学で中国語を学んでみたい。」という方向けに、仕組みを簡単にご紹介します。

入学試験はありません

「大学で学んでいる」と言うと、入試を受けたと誤解されることが結構あるのですが、私は大学の本科生(学部生)ではないので、入試はありません。4年間で学士を取る本科生や、修士を取る大学院生と区別して、私のように中国語だけを学ぶ学生のことを「语学进修生」「语言生」と言います。大学内にある語学学校みたいなもので、手続きして学費さえ払えば、誰でも入れます。ただし、中国の大学は原則60歳以上は入学資格がないので、大学内の語学学校も同じです。「定年退職後に現地で中国語を学びたい」という方は、大学ではなく民間の語学スクールなどで学ぶことになるそうです。

学費はいくらぐらい?

天津外大内の中国語学校「国际教育学院」の場合、1学期(半年)にかかる金額は以下の通りです(2023年時点)。

・学費…6,700元(≒13万4,000円)
・登録料(最初だけかかる入学金的なもの)…400元(≒8,000円)
・保険料…400元(≒8,000円)
・テキスト代…200元前後(≒8,000円)

同じ天津市内の大学でも、例えば南開大学の語学学校は学費が年間2万元(≒40万円)以上するそうなので、天津市内にある有名な大学の中では、天津外大はリーズナブルかなと思います。ちなみに、中国の大学は秋・春学期の2学期制ですが、冬休みが1か月、夏休みが2か月と長いので、実質授業を受けられる期間は半年ではなく、各学期4か月程度です。100分授業を週に8コマ×1学期16週=128コマで6,700元なので、1コマあたり52元。天津だと民間の中国語スクールがマンツーマン90分授業で150~200元なので、値段だけなら3分の1程度ですね。

授業は週に何日? 何時から何時まで?

授業は基本月~金の平日5日。クラスによっては週4日のこともあり、その場合は金曜休みが多いです。この4~5日の中に週8コマが割り振られます。「授業は毎日2コマずつ…」とかだとやりやすいですが、実際には「1日1コマの曜日もあれば、1日4コマの曜日もある」という謎の時間割です。4コマの日はなかなかの疲労感なので、私はその日は夕飯を作らないと決めています。

授業時間はそれぞれ、①8時~9時40分 ②10時~11時40分 ③14時~15時40分 ④16時~17時40分。昼休みが2時間20分と長めです。4限目がある日は終わるのが17時半を過ぎるので、家族で駐在していて小学生のお子さんのお迎えがあったりすると、ちょっと厳しいですね。ただ、多くの授業は1~3時間目に集中しています。午前中で終わる日もあり、4限目があるのは週1日だけのことが多いので、週1~2回誰かにお迎えを頼めるなら、小学生のお子さんがいても通学は不可能ではないと思います。(スケジュール的にはかなり大変だと思います。)

申込期限は毎年6月末と12月末

入学申し込みは、9月開始の秋学期が6月末まで、2月末~3月初開始の春学期が前年の12月末までです。必要書類の準備に結構時間がかかるので、大学への問合せはお早めに。ただしここは中国なので、〆切をちょっと過ぎてもたいがいの場合は入れてくれます。(経験談多数…笑)

以上、現地の大学で中国語を学ぶことに興味のある方は、ぜひ参考になさってください。ご質問あればぜひどうぞ。

それではまた、再见!

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