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天津外国語大学で中国語を学ぶ #2_クラス分けはかなりテキトー

大家好! みなさんこんにちは、マントウです。
今日は天津外大内の中国語学校「国际教育中心」のクラス分けについてご説明します。

クラスはレベル別10段階

2023年秋学期の場合、クラスは下から初級1~3班→准中级(プレ中級)→中級1~3班→准高级(プレ高級)→高級1~2班となっています。授業に出てみた体感だと、初級1~3班がHSK1~3級相当、准中級~中級1がHSK4級、中級2~3がHSK5級ぐらいかなと思います。

ちなみに、前学期はコロナ明け初の対面授業再開で留学生数が極端に少なく、開講しないクラスも多々ありました。独学でピンインを学んだだけのほぼ初心者だった私は、全ての入学手続きを終えた後に「今学期は初級1と2は開講しません。一番下は初級3です。」と言われ、絶望とともに腹をくくりました…。

クラス分けテストはかなりテキトー

開講1週間ほど前に突然WeChatで連絡がきて、クラス分けテストの指示があります。テスト方式はその都度変わり、前学期はWeChatで送られてきたペーパーテスト(リスニングなし)を自宅で解いて採点→自己申告する方式でしたが、今学期は全員が大学に集められ、先生と一対一で簡単な口頭テストを受けました。

「クラス分けテスト」と聞くと日本人は厳密なものをイメージしがちで、やや緊張しますが、大学としてはあくまで「本人に合ったクラスを選ぶためのもの」という感じで、非常にざっくりしています。例えば中級だと教科書のコピーをぽんと渡されてほんの1~2段落音読しただけで、「はい!あなた中級〇班ね、以上!」みたいなあっけなさ。初級のクラス分けテストは、名前と国籍、中国語の学習歴やHSKを受けたことがあるかを中国語で聞かれて答える内容だったとのこと。(全くの初学者だと、これでも大変。)いずれにせよ、たくさんの留学生を短時間でさばくこともあり、先生はかなりテキトーです。

授業1週目はお試し期間、クラス変更できるのでご安心を。

先生の振り分けがテキトーなこともあり、自分の実力に合わない高すぎるor低すぎるクラスを指定されることも多いです。私も中国語学習を始めて半年ちょっとの初心者なのに、突然前学期から3階級特進で上のクラスを言い渡されて茫然。カタコトの中国語で「そんな上のクラス無理です!」と訴えましたが、「日本人は漢字読めるから没问题!(大丈夫問題なし)」と一蹴されました。「いやいや問題ないわけないでしょ、有问题!有问题!」と食い下がるもあっさり却下…。

でもご安心ください。
授業1週目は「お試し期間」になっています。指定されたクラスの授業に出てみて、合わないと感じたら、開講後最初の1週間だけは、別のクラスの授業にお試しで出てみることができます。そして変更希望がある場合は、最初の週の最後にクラス変更の申し込みをします。2週目以降はクラスの変更はできないので、合わないと感じたらどんどんほかのクラスの授業に出てみて、自分のレベルに合ったクラスを早めに探すことをおすすめします。

私は指定されたクラスの授業に2日間出た時点で「やっぱり難しすぎる」と判断し、3日目から1つ下、2つ下のクラスに出てみました。しかし他国の留学生の中には、授業の途中で「先生、このクラスは私のレベルに合わないようなので、別のクラスに出てみていいですか」と申し出て、別のクラスに移る学生もいました。この辺の見切りの速さ、先生に対する遠慮のなさは、日本人にはないなー、と感心してしまいました。

そんなこんなで、1学期(半年)ごとにクラス分けテストがあり、原則半年ごとに1つずつレベルが上がっていきます。しかし、中級以降は隣接クラス間でレベル差がそれほど大きくなので、飛び級する人も多いようです。

以上、今回はクラス分けテストについてご説明しました。

それではまた、再见!


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