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【『Schoo for Business』活用のヒント】 株式会社ポーラ様:月3コマ受講をマストにリマインドを強化。スキルマップで推奨授業を提示し自発学習を後押し

株式会社Schooがお届けするこのnoteでは、法人向けオンライン研修プラン『Schoo for Business』(以下「Schoo」)を効果的に活用いただくための方法や具体的な事例をご紹介しています。

今回は、1929年に創業し、現在では国内大手化粧品メーカーとして名を連ねる株式会社ポーラ様(以下、ポーラ様)のSchoo導入事例をご紹介していきたいと思います。

2020年に現・代表取締役社長である及川美紀さんがポーラ初の女性社長として就任されるなど、時代を牽引されている企業でもあります。創業100周年に向けて社会の変化とともに企業も慣例にとらわれずに挑戦を繰り返していくことが必要だといいます。

【導入までの背景】創業100周年を間近に控えた今、人材や組織の育成に取り組む

既存事業の枠を超え、新しい挑戦へと向かうためには、社内の人材育成においても変革が必要でした。会社の中長期経営計画が示され、人事戦略部として情報を整理し社内機能を照らし合わせた時に危機感を感じたそうです。

「『あれ、この機能は今の社内にないよね』というものが結構あって。このままでは変革を起こせない、学ばなくてはいけない、人材の育成が必要だ、ということが、実感をもって迫ってきたんです」(導入ご担当部署リーダー様)

「これからの人材育成で本当に必要なスキルを身に着けるために必要なものはなにか?と考えた時に、多様な講座がいつでも受講できて誰にとってもわかりやすいオンライン講座としてSchooが候補に上がりました」(導入ご担当者様)

【導入の決め手】授業の数と幅広さ。優れたUI!

社員の学習ツール選定において、ポーラ様は複数企業から提案を受けるなかで機能やメリットを一つひとつ比較されていったそうです。

そして、下記のようなポイントでSchooをお選びいただきました。

・授業数が圧倒的に多い
 (ITスキル・ビジネススキルを中心に幅広い動画授業が7000本以上)
・アップデートの頻度が高く、常に新しい事例が学べる
 (IT業界・ビジネスシーンの変化に対応し、毎月50本の動画を追加)
・デジタルに苦手意識がある人でも問題なく使えそう
 (シンプルでわかりやすいデザインと優れたUI)

また、導入に向けた営業担当者の細やかな対応も評価のポイントだったようです。

「担当者としてはSchooさんの『真摯な対応』です。導入するにはシステム面で課題があったのですが、営業担当の方々が弊社のことを親身に考えてくださり、できる限りの対応をしますと言ってくださったことが大変ありがたかったです」(導入ご担当者様)

【利用方法】受講ルールの徹底とコミュニティでのサポートで学びの習慣化

ポーラ様では、全社員を対象にSchoo利用者を「公募制」でスタート。まずは意欲ある社員の成長を促し、そこで生まれる周囲への好影響と学ぶ風土の醸成を期待してのことでした。

■ 導入方法:社員の「やりたい」「学びたい」という自発的な意思表示を尊重するため希望者に「Schooのアカウントを付与」

■ 目的:
①強制ではなく「自律的な学び」の推進
②学ぶ意欲のある社員の成長を加速させ、学びに対する周囲への好影響や学ぶ風土の醸成
③社員一人ひとりの個性や強みを伸ばしていく

■ 工夫:
1.  Schoo利用者を公募 という”手上げ方式”で募集
2. 月3コマの受講を必須条件とし、受講を促すリマインドを徹底
3. スキルマップ作成により必要となるスキルを明確化
4. Schoo利用者のコミュニティ運営で、気軽に情報共有ができる環境を実現

人事担当として「自律的な学び」は譲れないテーマ。導入直後は受講必須の講座を設定しましたが受講が伸びず、2年目からは、自発的に受講してもらえる土台ときっかけづくりとして、「月3コマ受講」と「リマインドの徹底」で利用率がぐんとアップしたそうです。

【工夫①】Schoo利用者を公募という”手上げ方式”で募集

導入後あたっては、社員の「やりたい」「学びたい」という自発的な意思表示を尊重するため「公募制」で利用者を募ったそうです。

【工夫②】月3コマの受講を必須条件とし、リマインドを徹底

導入初年度は「スキルマップから1つスキルを選択し、その開発に必要な講座を受講する(約2~4コマ)」という最低ラインだけで運用したところ、かなりスケジュールに余裕があるが故に、受講を後回しにしてしまう方が多く期中の受講率が低迷。次年度は「月3コマ受講」・「スキルマップから上期/下期毎に2スキル選択し講座を受講」を必須条件にしたそうです。
また、業務時間内での受講をOKにして、あらかじめ自分のスケジュールにSchoo受講の時間を確保することも推奨されました。

また、利用者へ週1回のリマインドで受講を促すことで、2022年10月の受講率が47%だったところ、11月には69%まで上昇しています。

そこには、「受講したら絶対身になる」という導入ご担当者様の思いがあったようです。

【工夫③】スキルマップの作成

授業を選ぶ際に「どれがいいのだろう?」と迷子にさせないための工夫が「スキルマップ」。各領域の部門長と相談しながら、全社ビジョン実現のために全社、各領域で今後求められるスキルを11個特定。スキルごとに基礎~応用までのレベル別定義を設定し、何が、どれくらい出来るようになればいいかを可視化しました。その上で、そのスキルを獲得するにはSchooのどの授業を受ければいいのかまでを策定し、そのスキルの伸ばし方を提示しています。

「良くも悪くもSchooには本当に膨大な数の授業があるので、ありたい姿や伸ばしたいスキルがあったとしても、「一体どれを受けたらいいんだ…」と悩んでしまう社員が出てしまうことを心配しました。このマップがあれば、「私のレベルは○○だから、この授業を受けてみよう!」と社員に思ってもらえるので、能力開発のいい手引きになっていると実感しています。実際に社内の人気授業の多くはこのスキルマップに指定された授業がランクインしています。」(導入ご担当者様)

【工夫④】コミュニティ運営で気軽に情報共有ができる環境を実現

社員それぞれが担当業務で多忙な中、学びへのモチベーションを維持できるようにとTeams上でコミュニティを運営されています。

学びの大切さ、Schoo内の情報、Schooを上手に活用されている方の事例など、メンバーと気軽に情報共有できる環境が継続的な学びに一役買っているようです。

【導入後の効果】Schoo活用の機会がどんどん広がる!

社員による個別のSchoo利用だけでなく、新入社員研修や事業部一括での導入など、ポーラ様では活用の幅が広がっているようです。

「部門長クラスがSchooのユーザーに入っている影響かと思いますが、社内において様々な場面でSchoo活用が検討されています。新人研修や昇格試験、階層別研修の際にもSchooを活用していて、僕らが何も言わなくとも、担当者から『Schoo使っていい?』と尋ねられることが増えました」(導入ご担当者様)

また、社員個人の使い方にも変化が現れ始めました。
自分に必要なスキルが学べる動画を繰り返し何度も視聴することで確実に身につけようとする人や、土日にもSchooで学ぶ人がいたり。

「資料作成がよくなって上司に褒められたという、具体的なスキルアップの話も耳に入っています。あとは再雇用前の社員で、今後のキャリアのためにとマネー系の授業を受けている人もいます。再雇用の後も楽しく働けるようにと準備をしているようです。そんな活用もいいなあって僕自身も改めて感じました」(導入ご担当者様)

【今後の課題】学びで得たスキルを「活かす」フェーズへ

人材成長プログラムにおける「学ぶ」のフェーズで、Schooをご活用いただいているポーラ様。「肌感ですが、自ら手を挙げて行動を起こす社員が増えてきたように感じます」と良い傾向を感じつつも、「学びの風土づくりは長期戦と捉えている」という言葉も聞かれました。

「今後の課題は『活かす』の部分にあります。インプットの機会は増やしたけれど、それを『活かす』『使う』『アウトプットする』ところにつなげていくところがこれからの課題です」(導入ご担当部署リーダー様)

また、ポーラ様では社員一人ひとりが内発的動機により自律して自身の可能性や他者の可能性を広げることを大切にしておられます。
近年注目されている「キャリア自律」も社員へ啓蒙を図りながら、幅広いSchooのご活用を推奨されているようです。

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会社の戦略を読み解き、社員に寄り添いながら人材育成を進めるポーラ様の人材戦略部のお取り組みをご紹介しました。Schooならびに、オンライン学習の運用にお困りの担当者様にとって、参考になれば幸いです。

■『Schoo for Business』について

▼オンライン学習サービス調査で4部門1位を獲得

▼経済産業省後援「HRテクノロジー大賞」で「ラーニングサービス部門 優秀賞」を受賞

▼詳しくはこちらのサービスサイトをご参照ください。

■株式会社Schooについて

「今学びたい学習コンテンツに出会える」をコアバリューとし、社会人向け学習動画を約7,500本提供。ビジネスマナーやスキル、営業・プログラミング・デザインの実務スキルについてオンライン動画にて持続的な学習環境を提供することで導入企業は累計2,900社を突破。学習動画を元にした研修カリキュラムの提供やレポート提出、利用者の学習時間・学習傾向から興味のある分野を分析可能。オンライン集合学習機能も搭載。自発型学習による社員一人ひとりの潜在した可能性との出逢い、成長の機会の提供に役立てられている。

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