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あの頃の寮生たちよ。俺たちの青春が書いてあるぞ

いやあ、まいった。
俺たちのことが書いてある。わたしのことが書いてある。
ほんとにみんな全国的に同じようにおバカだったんだ。
うれしくて、なつかしくて、おもしろくて、バカらしくて、涙が出ちゃったよぉ
貧乏ってパワーだったんだなあって実感しました

昭和末期を大学生として過ごした人に読んでほしい。
おこがましいが私と作者があまりにも共通点が多くて多少ビビりながらよみました。
入学年度が85年ってとこから同じ。私は寮生として、作者のフジーさんはボヘミアンメンバーとして同じようなことを考え、同じようなことをしていた。

女性に縁のない寮生が集まって「女性とじゃなきゃ行けない場所に男だけで行く」を標榜し、メッカ鎌倉に行ったこともありました。
女子寮のみなさんと東京サマーランドに行ったときのタイトルは何でしたかね。「なんとかかんとかサマースペシャル1987 under the blue sky 」みたいな名前だったと思います。

ロイヤル宴会というアウドドア野点愛好家の集まりもありました。
寮の屋上でベニア板でカヌーみたいなのを作りました。港に運んで進水式をやってそれっきり寮の玄関脇に放置しましたねえ。

空き部屋をペットボトル集積所にして寮生に協力を依頼。
夏の間に飲んだペットボトルの空き瓶を集積所に放り込んでもらって集めました。
玄関に敷いてあったすのこにくくりつけイカダをつくり
川を下りましたねえ。
釣り人から「じゃまだー」って石を投げられながら海まで下りました。

そんで、最初に手に入れた車がスプリンターで値段が5万円ってのもフジーさんと一緒!

あのころのおバカさんたちの顔が次々に蘇りましたよ。

いずれ、この本については気を落ち着けてからちゃんと感想を書きたいと思います。
今は1回目の読了で興奮しているので、とりとめもない文章でごめなさい

京都大学ボヘミアン物語 新井満著 あっぷる出版社刊