神話の世界と有給休暇の関係
もうすぐ夏!
当社では、7月〜9月の3ヶ月間を「有給休暇取得推奨期間」としています。
それに因んで、今回は「神話の世界」と「有給休暇」の関係について触れてみたいと思います(※諸説ありのお話です)。
神話では、アダムとイブがリンゴを口にした罰として、神様が人に働く苦しみを与えたと考えられています。
そして現代の労基法は、ドイツの労基法が元になっていると言われています。
ドイツでは「働くこと=罪を償うこと」とされており、雇用を守る採用は、候補者にとって有利な仕組みになっているそうです。
一方隣のフランスでは、「働くこと=苦しみ」。人は沢山休むべきだと考えられています。有給休暇の取得率も高く、また、毎年2週間以上連続した休暇を取らなければいけないという法律(通称:バカンス法)まであるんです。
では、私たちが住む日本はどうでしょうか。
日本の制度で特徴的なのは「終身雇用」と「社会保険」の2つです。
これらは、武家・商家へ仕える者たちに対する考え方が元になっています。
仕える者を家族のように大切にし、定年まで雇用し、その者が養う家族にまで保険の範囲が広がっていました。
一方、現在もそのような「仕える」という考えが残っていることから、残業が美化される傾向にあり、有給休暇の取得も控えめになってしまうところもあるようです。
お気付きの方もおられると思いますが、上記はそれぞれの特徴を古い視点で捉えています(10年以上前の本を参考にしています。)。
私たちは、この現代社会において有給休暇の取得を控えめにする必要は全くないと思っています。従業員を大切にする為に、しっかりとオンオフ・メリハリのある健康的な働き方をしていただきたいと真剣に考えているのです。
今年の夏は少し長い休みをとって、楽しい計画を立ててみるのもいいかもしれませんね!