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私が大好きなSF小説家スタージョンを『異色作家短編集』に入れるとは早川書房さんナニゴトだw!?異色扱いとはw


、、、とタイトルで言ったものの、

少し冷静になって考えてみると、

シオドア・スタージョンが「異色作家」かあ、、、ああ、、、うん、、、冷静に考えると確かにそうかもw、、、そんな気もしてきた

それにしても、

この早川書房さんの『異色作家短編集』シリーズ、他にもフレデリック・ブラウンやらロバート・ブロックやら、私が好きなSF作家がズラリと入っているので、私自身の小説の好みが心配になってくるw。そっかあ、私の好きなSFって異色系だらけなのかあ

ただし、ひとつだけ、私自身の読書経歴を自己弁護すると、

もともと私は1960年代のアメリカの、『トワイライトゾーン』とか『アウターリミッツ』とかいった、SFホラー系テレビドラマのファンとしてSFに入ったので(日本でいえば『世にも奇妙な物語』系と言いますか)、

1960年代の「少しホラー、ないし、少しブラック風刺系のSF短編作家」がどうしても好きになるのは仕方ないともいえる。シオドア・スタージョンはトワイライトゾーンのプロジェクトには参加していないけどね(※ただし、1980年代の『新トワイライトゾーン』のほうには、作品を提供している…私自身が「トワイライトゾーンといえばだんぜん1960年代版のほう!」と思ってるので1980年代版はあまり詳しくないが)

ただし!

シオドア・スタージョンという作家について、どうしても強調したいことがあります。

たしかに、暗黒オチや、皮肉オチも多いSF作家さんですが、実は代表作には「オチでほのぼのっとさせられる」優しい視点のものも多いんです…ていうか、

私はこの「暗黒オチが多いと誤解されているが、実は本人は優しい人と予想される、たまに出してくるハッピーエンドオチの短編が好き」で、シオドア・スタージョンのファンになったくらい。

一例としては、

まさに、早川書房さんの『異色作家短編集:一角獣・多角獣』に収められている、『孤独の円盤』というSF短編のオチの見事さをぜひ一度、読んでみていただきたいのです!

どんな感じの作品なのか、この一文だけならネタバレにはならないと思うので、オチの一文だけ、引用しておきます↓

孤独にも終わりがある…充分に長いこと、充分に孤独であった人には。

『一角獣・多角獣』(小笠原豊樹訳)より
手描きイラスト、「私のアタマの中の1960年代SFの雰囲気」。今の若いSFファンには「古い」と言われちゃうかもですが、私はやはり、1960年代アメリカの、皮肉な設定を利かせた「ブラックユーモア感覚」溢れるSF短編が今でも好みです

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子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!