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【古代中世言語をやっている人ゆえのつぶやき】本は一冊2万円で買って20年くらいかけて読みましょう

私は間違っていたかもしれません。というか、私のライフスタイルに既に答えがあったことを、あたかも現代の未解決問題のようにこのnoteで騒いでいただけかもしれません。

かつてリアル書店の未来について心配しつつ、

・書店のマージンは20パーセントくらい。本の単価をあげないと書店はとてももたない
・でも文庫や雑誌によりすぎた現代の流通では単価は上がらない

というようなことを書いたことがあります。

ところがそんな議論と平行で、私は中世ヨーロッパの彩色写本が欲しいなんて記事をあげたり、

「ナポレオン戦争の全統計が載っている二万円くらいの本を買っちゃいました」なんて記事をあげたりもしていました。

たいていの本は電子書籍や文庫で買って流し読みで済ませつつ、本当に好きな本は数万円を出して買い求めてじっくり読んでいるという私のライフスタイル、これはかなり単価貢献しているんじゃないでしょうか?w

そう、世の中には「数万円レベルの豪華本として本棚に入れておいて、何年もかけてチマチマと少しずつ読みたい」本ってものもあるわけです。

・カントとかヘーゲルとかの「本気の大哲学者の主著」(文庫で読み流してもわかるわけない)
・絵や写真が美しい、豪華な大判図鑑や事典
・中世ヨーロッパの宗教書や魔術書(そもそも手に入りにくい)
・古代や中世の手づくり本(そもそも骨董品扱い、手触りから楽しみたい)

ええ、私も何冊かもっていますよ、学生時代にバイト代をつぎ込んで買って、20年くらい何度も何度も読み直して、まだまだ「読み切った」と言えない、質量ともに破格な本というものを。

ロシアの神秘家グルジェフの『ペルゼバブの孫への話』とか、ホフスタッターの『ゲーデルエッシャーバッハ』の原書とか、『日露戦争機密文書全集(戦場の地図つき)』とか。

こういう豪華本を探すのは「古本屋めぐり」になってしまうのですが、新刊古本を問わず超マニアックな豪華本ばかりを取り揃えている、ファンタジー世界の「魔術書の店」みたいないかつい書店なんてのがあってもいいのではないでしょうか。

目標平均単価は20,000円!(ちなみに日本の一般書籍の平均価格は1168円くらい)。

店主は車のディーラーばりに、一人のお客さんに時間をかけて、オススメの本を選んでくれる!

お茶とお茶菓子が出てきて、それをつまみながら店主と延々と商談を楽しむ、平均滞在時間は60分以上

そんなお店があったらいかがですか?僕なら行きたい!

そんなお店、現実にはさすがに無理か?さすがに夢か?でも一日に八人のお客を相手にできれば20.000×8×30日で、月商500万円!このアイデアどうでしょう??

子供の時の私を夜な夜な悩ませてくれた、、、しかし、今は大事な「自分の精神世界の仲間達」となった、夢日記の登場キャラクター達と一緒に、日々、文章の腕、イラストの腕を磨いていきます!ちょっと特異な気質を持ってるらしい私の人生経験が、誰かの人生の励みや参考になれば嬉しいです!