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【夢日記】わずか一晩の夢で何年も旅をしてきた時間感覚が・・・

ホラー漫画家の伊藤潤二さんの作品に、『長い夢』というのがあって、

わずか一晩の夢を見ただけなのに、本人の中では何年もの「人生」を体験した時間感覚の記憶がある、、、

しかもそれがだんだん、夜な夜な、時間感覚が延びていく(最終的には、永遠に近い時間を「夢見る」ハメになる)という短編でした。

「永遠に等しい時間を感じる」というのは、さすがにホラーすぎますが、実は私も似た感覚の記憶はあります。

新型コロナで発熱していた時のことなので、常態の精神とはいえないかも、、、だったのですが。

夜、時間にしては、午前零時頃から眠り、目が覚めた時は午前二時だった、つまり二時間の睡眠だったはずなのに、

起承転結の激しい、壮大な冒険物語のような夢を見て、しかもそこには既に亡くなっている家族やら、昔の友人やら、

とにかく私の人生で出会った人物たちのオールスター出演のようなことになって。

体感としては、なんだか、何年も「夢の中の人生」を体験して、旅から帰ってきたような心地で目を覚ましたのでした。

そういう、時間感覚がおかしい夢を見た後は、怖い話ですが、目が覚めた後の現実の方が「にせものの人生」のように感じられる・・・ふわふわと感じられ、リアリティがしばらく戻らない。

先ほども申し上げた通り、新型コロナ罹患中の夢だったので、通常時の健康状態ではなかった点は考慮すべきですが、

なるほど、「夢の中で、実際に流れている時間よりもずっと長い時間が経過している(ような気がする)こと」、これは、本当に、あるみたいです。

私の場合は、懐かしい人々が続々と現れてやさしくしてくれた、とてもエモーショナルな、数年分の「しあわせな人生」体験の夢でした・・・悪夢でなくてよかった、とは、間違いなく、思ってます(でもそういう時の「長い夢」って、悪夢にはならないっぽいのです・・・不思議ながら)

※『長い夢』は傑作集第九巻「墓標の町」に収録されています(アフィリエイトリンクとなります旨ご了承ください)

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