東京のスウェーデン大使館にて、北欧デザイナーの茶道具展 SKÅL10
※この記事は、2018年に開催された文化イベントについて紹介しています。SKÅL/スコールとは、スウェーデン語で「乾杯」と「器」という意味があります。
展覧会も4回目となり、準備の段取りにも慣れてきましたが、2018年のイベントは、いつもと違う緊張感がありました。 日本スウェーデン外交関係樹立150周年にふさわしいものとして、お客様にご満足いただかなければなりません。設営日の朝、スウェーデン大使館に行くと、 日本スウェーデン外交関係樹立150周年の特別 ロゴの大きなバナーがエントランスに設置されていて、プレッシャーはどんどん増していきました。
私たちは、すべての設営を自前で行いますので、専門の施工会社のようなレベルの完成度に至らない場合もあります。あれもこれも、と欲張っているうちに、たいていの場合には時間切れになります。今回も、当時の早朝に日本に到着し、その足で会場にかけつけてくれる北欧デザイナーにも設営を手伝ってもらい、なんとか展示を終えることができました。いろいろな方々のサポートは、本当にありがたいです。2日目は、オープニングイベントのリハーサル、スタッフとの最終確認、展示品の微調整、等々、頭がパンクしそうになります。
今回は、オープニングイベントでどうしてもやりたいことがありました。「スコール」というタイトルは、以前にも書いたとおり、「茶碗(器)」という意味と、「乾杯!」という意味をひっかけた言葉でした。茶道関係の方にはお叱りを受けそうですが、オープニングイベントの乾杯は、シャンパンでもビールでもなく、抹茶茶碗でお抹茶での「スコール!」を実現したいと思いました。
前マグヌス・ローバック大使には、その旨、事前にお願いをし、快く引き受けていただきました。こうして、大使の「スコール!」とともに、無事展覧会は開会しました。4日間という短い期間でしたが、多くのお客様にお越しいただくことができました。
by S
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