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カタチとナカミ

先程、京都に着いた。
今回の東京滞在はとても実りある日々を過ごす事ができたと思っている。写真展を巡り、3日間の撮影をこなし、恩師・藤里一郎先生と過ごした時間。毎日が刺激的だった。”写真とは”という根源的なテーマに向き合えた時間は僕に無限の可能性を与えてくれたように感じる。

写真との向き合い方。写すテーマ。視点。最高の一枚を撮るという気概。そして覚悟。改めて考えるキッカケになった。

写真を撮るという行為は、時間の流れやその場に身を任せるような流動的な行為ではない。時間の流れに必死で抗い自らの足でしっかりと立ち、一瞬一瞬で過ぎていく表情や瞬間を逃すことなく写す行為だ。時間というものは文字通り「あ」っと言う間に過ぎ去ってしまう。

”俯瞰するのではなく、もう一歩踏み込む覚悟を”

画質や色や雰囲気で伝えられるのは、あくまで写真の上澄みの部分。SNSの
”いいね”などじゃ計れない”写真の本質”を写すのはきっと覚悟なんだろう。もっと深く写真を読もう。もっともっとその場の空気を感じよう。たとえブレていても、ピントが合っていなくても、その瞬間にしかない”そのひとの生き様”を写すことができるのが写真だ。僕はもっと”ひとの魅力”を写したい。

”まちの魅力はひとの魅力”なのだから。

僕が格好いいと思うオトコはみな腹を括っている。
笠置から全国へ。ひとの魅力を届け続けるために、僕も腹を括ろう。

そして、すべての出逢いに感謝を。

シバタタツヤ

活動の応援をお願いします!サポートしていただいた費用は未来に写真を残すために、写真集や展示などの費用として使わせていただきます。