SBSK自然分娩推進協会

日本における自然なお産(自然分娩)を推進。自然なお産をめざして頑張っている助産師・助産…

SBSK自然分娩推進協会

日本における自然なお産(自然分娩)を推進。自然なお産をめざして頑張っている助産師・助産院への支援活動を展開していきます。代表の荒堀憲二は、産婦人科医として40年以上母子保健医療や産婦人科の臨床に携わってきました(2017年 母子保健部門で厚生労働大臣表彰を受賞)。

最近の記事

施設情報を厚労省に送ろう! 【分娩取扱施設 開設者・管理者の方へのお知らせ】

SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、2023.11.08配信のメルマガ内容です。 分娩取扱施設情報提供ウェブサイト(仮称)への 施設情報の掲載2023年9月30日のSBSKシンポジウムで、伊原保険局長から説明があったとおり、厚労省は来年実施に向けて、「出産費用の見える化」のデータベースを準備中です。 そのためのアンケートの依頼文「分娩取扱施設情報提供ウェブサイト(仮称)への 貴施設情報の掲載について(御協力の

    • SBSK案「出産の保険化について留意すべき論点」を提出

      SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ104号(2023.11.07)の配信内容です。 SBSK案「出産の保険化について留意すべき論点」を提出10月28日に、出産費用の保険化に対するSBSK案「出産の保険化について留意すべき論点」を厚生労働省の伊原和人保険局長宛てに提出しました。 少し長いのですがこの際なので、様々な論点を整理してみました。 ただ、忙しい中央省庁で、どこまで読み込んで頂けるか分かりません

      • 出産の医療保険化について ⑫

        SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ101号(2023.08.15)の配信内容です。 ↓前回の内容はこちら↓ 保険点数に関する私(荒堀)の提案点数表はSBSKの中村先生や日本助産所会の試案を参考に、私(荒堀)の原則を入れて改変させてもらったものですが、正解が何かを探すのではなく、これも一つの考え方だと理解して皆さんの思考を深めて頂ければ幸いです。 最終的にはいろんな利害を含めた妥協の産物にはなるでしょ

        • 出産の医療保険化について ⑪

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ100号(2023.08.14)の配信内容です。 ↓前回の内容はこちら↓ 保険点数に関する私(荒堀)の提案要点は以下のとおりです。 助産師の職能を評価する 助産介助料を正当に評価する 正常分娩を医師の立ち合いなしで行うことを評価する 継続ケアを評価する 予定帝王切開の介助料を見直す 骨盤位分娩やTOLAC等を評価する 無痛分娩の保険適用は必要な産婦にのみ

        施設情報を厚労省に送ろう! 【分娩取扱施設 開設者・管理者の方へのお知らせ】

          シンポジウム「頑張れ助産院 お産の保険化で助産所は消えるのか?」【2023/9/30開催】

          本シンポジウムは盛況のうちに終了いたしました。皆さまのご協力に感謝申し上げます。 シンポジウムの申込者さまにアーカイブ動画を配信いたしました。2023/10/06(金)の19:20頃にMemidよりメール送信しております。ご確認ください。 録画動画(アーカイブ動画)のご視聴のお申し込みを受付中です(2023/10/30 AM10時まで)。 終了しました。 SBSK自然分娩推進協会は、2023年9月30日(土)13時30分より、シンポジウム『頑張れ助産院 お産の保険化で助

          シンポジウム「頑張れ助産院 お産の保険化で助産所は消えるのか?」【2023/9/30開催】

          出産の医療保険化について ⑩

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ99号(2023.07.30)の配信内容の続きです。 ↓前回の内容はこちら↓ 出産の保険点数化の考え方分娩の料金が自費から保険点数の制度に変わるということは、これまで自費扱いであった正常分娩の管理やケアを保険点数によって評価し、保険点数×10倍の金額を保険者が医療機関(助産所も含む)に支払うということである。 分娩の管理やケアに対する評価についていうと、病院分娩が増

          出産の医療保険化について ⑩

          出産の医療保険化について ⑨

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ98号(2023.07.14)の配信内容の続きです。 ↓前回の内容はこちら↓ 議員連盟の働き出産の医療保険化のような新たな法律を作る場合、議員連盟(議連)が重要な働きをする場合があります。 もっとも議員連盟の総数は329もあり、中には「ワイン愛好議員連盟」など、同好会と見紛うようなものもあります。が、それはさておき、産婦人科医療にかかわる自民党の議員による議連は以下

          出産の医療保険化について ⑨

          出産の医療保険化について ⑧

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ97号(2023.07.13)の配信内容です。 ↓前回の内容はこちら↓ 出産の医療保険化にどう向き合うか前回96号で述べたように、現在は同じお産費用といっても、保険診療100%のケースから自費診療100%のケースまであって、保険分と自費分が絡み合うため、出産費用の詳細は医療事務にしかわからないブラックボックスになってしまっています。これでは患者さんはがわかるはずがあり

          出産の医療保険化について ⑧

          出産の医療保険化について ⑦

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ96号(2023.07.12)の配信内容の続きです。 ↓前回の内容はこちら↓ 自費診療と保険診療日本での医療費は保険点数で細かに決められていますが、保険を「使わない人/使えない人」に対しては、自費診療となるので、医療機関は料金を自由に設定できます。 しかし自費とはいえ、一部のブランド病院は別として、お産の料金は産婦人科医会などの取り決めもあり、ある程度の範囲に定められ

          出産の医療保険化について ⑦

          出産費用等の保険点数の試案(たたき台として)

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ95号(2023.06.20)の配信内容の続きです。 ↓前回の内容はこちら↓ 出産の医療保険化について⑥(続き)※本記事は「出産の医療保険化について⑥」の続きです。 さて、実際の点数化については3つの試案をもとにSBSK内で話し合いました。その概要を井上弁護士のオンライン記事を基に説明します。 もちろんこれらは試案でありオーソライズされたものではありません。 最終

          出産費用等の保険点数の試案(たたき台として)

          出産の医療保険化について⑥

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ95号(2023.06.20)の配信内容です。 前回(出産の医療保険化いついて⑤)では、産婦人科医会と助産師会の関係について、そして今後「内因性オキシトシン分泌の多い、満足度の高いお産」のために制度化していくべき項目についてお話しました。 Breaking News!6月19日の自民党内での「出産費用等の負担軽減を進める議員連盟」の会合で、出産ケア政策会議からの予告

          出産の医療保険化について⑥

          出産の医療保険化について⑤

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。今回は、メルマガ94号(2023.06.15)の配信内容です。 産婦人科医会と助産師会の関係について前号でインドネシアの医療保険化の状況をお知らせしました。 そのことを参考に、今回は日本の話に戻ります。 日本では(も)、クリニックも含めて病院分娩が増えたことにより、安全重視のお産とはいえ満足度の低いお産が増えました。 その理由は、SBSKで販売している動画「自然なお産の再発見」を

          出産の医療保険化について⑤

          出産の医療保険化について④

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ93号(2023.06.14)の配信内容です。 前回(出産の医療保険化について③)では、保険化した場合の考えられる影響についてお話しました。 今回は奈良女子大学名誉教授の松岡悦子先生のレポートを紹介します。 出産の保険適用の影響 ― インドネシアの場合インドネシアではBPJSと及ばれる健康保険が2014年から導入され、それまで助産師中心だった出産の情況が大きく医師

          出産の医療保険化について④

          出産の医療保険化について③

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。今回は、メルマガ92号(2023.06.12)の配信内容です。 前回(出産の医療保険化②)では、出産費用の保険化の目的とは?についてお話しました。続いて、保険化した場合の考えられる影響についてお話します。 医療保険化の影響【1】 クリニック・診療所 まずクリニックでは、分娩費が抑えられるために、すでに分娩数の減少に悩んでいる多くの施設では、さらに経営が厳しくなります。 例えば、

          出産の医療保険化について③

          出産の医療保険化について②

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ91号(2023.06.07)の配信内容です。 出産の医療保険化でお産が変わる!前回(出産の医療保険化①)は出産費用の医療保険化の経過、そして目的は何なのか?についてお話しました。 今回は続いて「保険化の目的」についてお話します。 保険化の目的は何でしょう? 私の知る範囲では、財政難の国が歳出を抑えるために、自費診療という行政が手出しできない診療空間を閉鎖すべきと

          出産の医療保険化について②

          出産の医療保険化について①

          SBSK自然分娩推進協会では、代表の荒堀憲二(産婦人科医師)よりメルマガを配信しています。 今回は、メルマガ90号(2023.06.04)の配信内容です。 今回の配信内容は「1)出産費用の医療保険化について」「2)旭川調停について」です。 1)出産費用の医療保険化について出産の保険医療化でお産が変わる! 今こそ「頑張れ助産院」です 最近、出産の医療保険化について問い合わせが増えています。 そのことについてどう考えるか、日本産婦人科医会や日本助産師会などのステークホルダ

          出産の医療保険化について①