見出し画像

自然との共生って自然はビスネスパートナーってこと?

山菜・キノコ狩りとかやったことありますか?
私はまだありません。なんとなく、おじいちゃんおばあちゃんの趣味みたいなイメージを持っていました。

昨日、山菜・キノコ狩りについての論文を読みました。
対象地域においては60歳以上の方が主に山菜・キノコ狩りを行っているようです。仕事が一段落ついて、老後の楽しみにみたいな感じで。

でも、山菜・キノコ狩りはすごく体力が必要になります。
山菜の自生する場所は大体同じ場所で安定的に採取出来るのですが、キノコは発生量、時期・場所の変動が大きく不確実性が高いです。荷物を背負って山を歩き回るわけですから大変ですよね。

80歳以上になると体力不足によって狩りを行うのをやめるみたいです。さらに、60歳未満の特に若者は時間がない、購入するため、山に入る習慣を持つ人が少なくなっているようです。山に詳しい人、山菜・キノコを狩れる人も減少していくのでしょうね。

それで、一体どれくらい採れるの?って話です。
なんとある町では2ヶ月間で推定総量山菜48トン、キノコ14.6トンになるそうです。

トン単位だとは思わず、イメージを遥かに越えてきました。
天然物で量があれば売れる!と思いますが難しいです。同じ時期には他の場所、人工栽培によって採取されますから、なかなか売れません。過疎地域では加工場も人手も足りません。

仕事が忙しい、時間が無いというのは分かります。現代人はタイパ意識で効率中毒ですからね。
でも、それで自生している食べ物を採らなくなるって結局効率が悪いような気がしました。目の前にある恵みを捨てて、自分達で何かを創り出すのに夢中です。

自然はタイパとか意識しないです。じっくり確実に成長して毎年恵みをもたらしています。
自然との共生とか言いながら人間はエンジンぐるぐるブンブンで働きまくって、自然はゆっくり確実にってスピードあってませんよね。自然が少しずつ変化をしているってことに気がつけるくらい、人間もスローペースでいいじゃないかと思います。自分のペースを乱さない自然ってすごく大人な存在。

自然は利用するものではなく、お互いに利用され合うものです。ビジネスパートナーとも言えるかもしれませんが、引っかかりがあります。助け合いですよね。ビジネスとかじゃなくて、一緒に生きて行こうよーみたいなゆるさのある関係なのかなと思います。

開発されたもの・効率化されたものが一気に広がるならいいかもしれません。でも、それは無理です。お金も材料も人も足りない。先行く人をうらやましく思うことも無駄です。それは平等にもたらされるものではないですから。

どうしても差は生まれます。それでも、人の視線の先は合っているのが不思議ですよね。正社員になりたい、便利な生活がしたいみたいに、差は確実にあるのに、求めているものは一緒だったりします。

この辺がまだ言語化できない不思議・違和感です。
空想を見ているような、地に足がついていないような感覚。

ゆっくり生きたいなんて言ったら人生なめてると思われてしまうんでしょうね。ゆっくりまったり自然とともにお金持ちになれる方法ないかな。結局、お金が1番人の心を動かしますからね。

読んでいただき、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?