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教育のあり方を身体に訊く

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人の身体の状態を手で触れることによって理解し、健康的な状態を目指し治療をする鍼灸師という仕事。人に触れ、会話を通じてみえてくる子ども時代の教育環境の大切さを綴ります。
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教育のあり方を身体に訊く#1

教育のあり方を身体に訊く#1

1、人の健康・幸福と教育の関係鍼灸医学に基づいて治療をしていると気づくことがあります。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、顔がそれぞれ違うように、体も一人一人全く違うということです。

たとえ、症状は似ていても、原因は違ったり、改善するまでのアプローチが違ったり・・・、全て似ていても、ツボの位置が微妙に異なります。施術で使うツボはその住所までは教科書に書いてありますが、実際はそのクライアント

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教育のあり方を身体に訊く#2

教育のあり方を身体に訊く#2

前回の記事で、

鍼灸師は四診といって「望診・聞診・問診・切診」のアナログでクライアントから情報を得る

と書きました。
では、デジタルとアナログの違いは何でしょうか。

1、デジタルとアナログの違い
デジタル(digital)とは「連続的な量を段階的に切って数字で表す」ことです。語源には「指折り数える」という動作があります。デジタルは「正確」で「切れ目のある」ということと捉えるとわかりやすいでし

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