【グルメ】外出自粛下のテイクアウト（五反田）

緊急事態宣言の対象範囲が全国に拡大されて２週間。来週から始まるゴールデンウィークを控え、外出自粛の要請がさらに強まっている。東京都知事が明日4月25日から5月6日まで12日間をステイホーム週間とするというなど、どんどん要請が厳しくなっている。

特に今週、安倍首相が「オンライン帰省」なる用語を作り、GWの帰省を自粛するよう大々的に呼びかけたのはこたえた。私は、夫を地方に残して単身赴任で東京に来ているが、GWにゆっくり帰省できると信じて、今月は、毎週末、東京に残って仕事を頑張ってきた。それが、ここにきて、帰省はオンライン通話にして、人間は移動するな、と。

二重生活のうえ、東京の家賃は高いので、一人暮らしの東京の私の部屋は狭い。その狭い部屋にこもってもう３週間も、人に会わずテレワークしてきた。既にストレスは限界に近づいている。その上、さらにこれから12日間、ひとりでさらに孤独に暮らせというのは、あまりにも、しんどい。

しかも、私の夫はスマホ嫌いで、今でもガラケーしか持っていない天然記念物である。「オンライン帰省」はできそうにない。

しかし、命を守るため、医療崩壊を防ぐため、みんなで我慢する、というのは分かるので、悩んだ末、帰省は取りやめた。あとは、これから少なくとも12日間、正気を保ったまま生きていくために、相当気分転換の工夫をしなければいけなさそうだ。

そこで本題。ここのところ、ジョギングも世間から迷惑がられるようになってきたし、何か、都内で気分転換できることはないか？

ふと、友人が、ここ最近、Facebookで、五反田の名料理店「食堂とだか」さんのテイクアウト弁当の写真を、頻繁にアップしているのに気づいた。めっちゃ美味しそうやん。それもそのはず、ここは、予約が２年先まで取れない、超人気店だ。そこの料理が、コロナによる自粛要請のため、業態を広げてテイクアウトを始めたようなのだ。

「とだか」さんで飲食する機会のなかった私にとっては、これは千載一遇のチャンス。すぐに予約して、2000円弁当（冒頭の写真）と、牛ご飯（すぐ上の写真）に、甘納豆チーズを購入し、食してみた。

何ということでしょう！ （味は、私の乏しい文章力では表現しきれませんので、ご想像におまかせします。）

これだ！  コロナで飲食店に対する営業自粛圧力がかかるなか、普段なかなか行けない名店や、行ってみたかったお店が、我も我もと、テイクアウトを始めているではないか。しかもお店で飲食するよりもずっとリーズナブルなお値段。

美味しい料理を食べて幸せな気分になればストレスも多少減るだろうし、レパートリーに乏しくて不味い自分の手料理を食べなくてよいし（そして、作らなくてよい！）、家に持ち帰って食べれば三密は防げるし、さらに、売り上げが減って苦しんでいるだろう飲食店の助けになる。こんな、三方よしのソリューションが見つかるとは。私って天才ではないか。

よし、まずは、私の行動範囲であり、かつ、飲食店激戦区の五反田から攻めてみよう、と決めた。

まずは、「それがし」さんが、店頭の路上で売っていたお惣菜二種。ひよこ豆のフムスと、ラペ。いずれも、ちょっと家庭では再現できなさそうな、奥の深い味。こちらはものすごく多種類のお惣菜を取り揃えている。一人暮らしなので沢山買えないのが残念。

次は、「ぽるこ」さんのランチ弁当。ハンバーグとローストポークの２種類だか、今日はローストポーク。ポークにオリジナルのソースがよくマッチしている。100円足して買う生ハムサラダも、ボリュームたっぷりで、玉ねぎ？のドレッシングも美味。

最後に、（これはコロナ前後で業態が変わったわけではないが）一度行ってみたかった、食べログ百名店のパン屋さん、「パネッテリア・アリエッタ」さんで、パンを購入。有名な食パン「ぷるぷる生プルマン」は、噂に違わずぷるぷるだった！

あー、幸せ。美味しかった、ご馳走さま。

皆さん、Stay home、ご一緒に頑張りましょう！