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【英語】The clock is ticking.

今日ご紹介する英語は、”The clock is ticking.” というセンテンスだ。読みは、「ザ・クロック・イズ・ティッキング」

このセンテンスのうち、"clock "は、「時計」という意味の名詞。そして、"ticking" の "tick" は、「カチカチと音を立てる」という意味の動詞。

そこで、この “The clock is ticking” というセンテンスの意味は、直訳すると、「時計がチクタク鳴っている」となる。

これが、ビジネス英会話の文脈では、「時が刻々と過ぎてゆく」「時間がない」という意味になる

特に、何か議論しているときに、「こうしている間にも時は刻々と過ぎていくため、時間がもったいないから、早く決定(行動)しろ」というニュアンスを持たせることが多い。

なかなか結論の出ない会議などにおいて、決断や行動を促す場合によく使われる。特に、予期せぬ問題が発生した場合や、緊急を要する案件の対応においてよく使われる。

例文を見てみよう。

“We have just heard about a breach of our customer data.  We are now investigating the root cause.”
“Have you already reported to our customer?”
“Not yet, we thought we should do so after investigation”
“No way!  We need to tell our customers ASAP.  Our delay in reporting causes more damages to our customers.  Do it now!  The clock is ticking!

「たった今、私たちの顧客データが漏洩したと知らせがありました。根本原因を調査しています。」
「顧客たちには報告したのか?」
「いいえ、まだです。調査が終わってから報告すべきだと思いまして。」
「ありえん! 顧客になるはやで連絡しろ。報告の遅れで顧客の損害が拡大するぞ。今すぐやれ! 時間はないぞ!

私は、急を要する案件を依頼した部下の対応が遅いときなどに、このフレーズを時々使うことがある。本当は、このフレーズを使うような場面がなければよいのだが、現実はそうもいかない・・・。

逆に、このフレーズを上司から言われたら、真剣に急がなければヤバい場合が多い。そうなったら、その案件に全集中したほうが良い。

ご参考になれば幸いです!

上記の例文で使用した "ASAP" については、以下の記事もどうぞ。

上記の例文で使用した "root cause" については、以下の記事もどうぞ。

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