ステイホーム中の過ごし方。「ブックカバーチャレンジ」とは
ついに、ゴールデンウィーク、いや、ステイホームウィークが始まった。私の会社では、4/30, 5/1の有給休暇取得が奨励され、今日から8連休である。しかも、政府が都道府県をまたぐ移動の自粛を要請しているため、夫のいる地方には戻らず、東京の1人用の狭い部屋で、ステイホームで過ごすことになる。休み前に消化しきれなかってたいくつかの仕事と、2つのZoom飲み以外は、予定もすることもなく、大変退屈であり、憂鬱である。
そんなとき、Facebookで、「ブックカバーチャレンジ」なる遊びが流行っていることに気づいた。SNSで自分の好きな本を毎日1冊、7日間連続で、計7冊、その本の写真を載せて紹介しつつ、次の人を指名し、次の人がまた自分の好きな本を紹介し、さらに次の人へとバトンを渡すのである。
これはなかなか良い遊びだと思った。まず、友人たちの紹介する新しい本との出会いがある。友人のオススメだから面白いまたは良い本であることは間違いないし、自分の知らない本やジャンルの発見がある。家にいながら、新たな良質の知の探求の旅に出られるのである。なんと素敵で贅沢なことでしょう。私も、友人たちの紹介する多くの本を読んでみたくなり、アマゾンで何冊もポチッとしてしまった。これが流行すれば、世間の読書離れの対策にもなるだろう。
次に、友人たちの知らなかった趣味や趣向、考え方を知ることができる。本の写真を載せるのがルールみたいで、使い込まれた年代物の本の写真を見ると、その本がその人に大切にされていたことがよくわかり、ほっこりする。また、バトンの受け渡しのやりとりを通じて、ご無沙汰していた友人と連絡が取れ、旧交を温めることができる。この状況ゆえに、お互いの健康を気遣う言葉を交わし、温かい気持ちになれる。
そして、さらに、自分の人生において影響を受けた本が何だったかを立ち止まって考えることによって、自分をより深く知ることができるメリットもある。この、コロナ禍の下、今までの社会の常識が根本的に覆り、将来が不安定て予測がしづらくなる中、自分がこれから、どのようなスタンスやスタイルで、どのように生きていくのが幸せなのか、を考えるべき時にきていると感じる。そのたために、自分のこれまでの人生で影響を受けた本の棚卸しをするのはとても意義のあることだと思う。
この遊びは、いわばチェーンメールのようなものなので、迷惑に感じる人もいるかもしれないが、この、世界中が恐怖と不安にさいなまれる中、新しい知の探求ができ、友人との絆を深められ、また、自分を見つめ直すことのできるきっかけを与えてくれる、なかなかのアイデアだと思う。
そこで、私も、この、有り余る時間を使って、私も自分の出会った本の棚卸しをしていこうと思う。長くなるので、具体的には別稿で。
(※追記:ブックカバーチャレンジをやってみての感想は、下記をご覧ください。)
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