【エッセイ】おじいちゃんと牛乳寒天
コンビニやスーパーで
プラスチック容器に入って並んでいる
「みかん入り牛乳寒天」
を見ると思い出す人がいます。
わたしが中学1年生の時に亡くなった
おじいちゃんです。
わたしが幼い頃に脳梗塞で倒れ
半身不随になったおじいちゃんは
わたしが物心つく頃にはもうすでに車椅子生活。
両親と祖母の介護の下
介護用ベットに横になっているか
居間のテレビの前の定位置で座っているかが
記憶のほとんどです。
元々(母から聞くには)寡黙で頑固なおじいちゃん。
寝室や居間でもお話する声は聞い