横山佳美

たわいも無い普段の生活の話から、無性に書きたくなった小説まで。 肩の力を抜いて淡々と書…

横山佳美

たわいも無い普段の生活の話から、無性に書きたくなった小説まで。 肩の力を抜いて淡々と書いています。 夢は、カワイイ、美しい、美味しいを貪欲に求め世界を旅する旅人です。

マガジン

  • 想像に眠るあなたへのメッセージ

    今のあなたに必要なメッセージはなんですか? どんなストーリーでも、読み手によって受け取るメッセージは違う。 あなたの無限の想像力から、今のあなたに必要なメッセージを受け取って。

  • わたしのこと

    自己紹介、エッセイ、頭のモヤモヤ解消に書いたブログなど

  • ショートショート集

    私のオリジナルの短編小説も含め、気に入った短編小説を集めてみました。

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想像力が世界を作る

[プロフィール] 名前:横山佳美(よこやま よしみ) 誕生日:7月5日(ちなみに、アラフォー) 出身地:北海道 性格診断テスト:INFJ-A 提唱者(16Personalities) 内向型、直感型、道理型、計画型、自己主張型 経歴: 北海道の高校卒業後、アメリカに渡る。カリフォルニア州のコミュニティカレッジ(短大)卒業後、カスタマーサービス兼ウェブデザイナーとして働く。一人目の出産を機に専業主婦になる。現在は、オクラホマ州で4人の子育て中。 夢:カワイイ、美しい、美味し

    • 不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

      第五章 フィルター越しの世界   「あー疲れた。」  冬限定のチョコレートにお茶、そして求人雑誌が入った袋をドサッと居間のコタツに落とすと、朝よりもずっしりと重たく感じるダウンジャケットをソファの上へ脱ぎ捨てた。1日の疲れが染み込んだ靴下も洗濯かごに放り込み、洗面台で手洗いうがいを済ませ、髪の毛をクルッと頭の上でお団子にすると、化粧と呼べるほどでもない薄化粧をサッと落とし、洗面台横の棚から綺麗に畳まれているタオルを一枚引っ張り出した。 「ふぅ~。」 タオルから香る甘いバラの柔

      • 不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

        第四章 光の充電 ソフィアが鼻歌を歌いながら宇宙をボーッと眺めていると、 突然、「エリーちゃん、好きな人が欲しいんだって。願いを投げたわよ。」と言いながら、おばあちゃんが宇宙船に現れた。同様にその願いを聞きつけた、クルーたちが続々とキャンドルに火がポッ、ポッ、ポッと灯るように宇宙船に戻ってきた。 「ねーミミちゃん、エリーちゃんの初恋ってどう思う?素敵な脚本かいてくれないかい?」とおばあちゃんはミミに頼んだ。  ソフィアは、おばあちゃんの提案を聞いた瞬間、嬉しさとワクワクが止

        • 不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

          第三章 未来への希望   「エリー起きなさい、遅刻するわよ!」 母のイライラした声が扉の向こう側から聞こえる。 「はーい。」 学校に行きたくないと思いつつも、寝転がったまま伸びをした。 お母さんに起こされなくたって目は覚めていたけれど、ベットから出るのが嫌だった。  学校なんて楽しくない。ただ面倒なだけ。    小学校の時からずっと仲良しだった友達三人とは、私だけが別のクラスになってしまった。仲が悪くなったっていうわけじゃないんだけど、その子達は新しい友達を作り、雰囲気が変

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          不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

           第二章 準備は整った    小学校、最後の夏休み。サヨナラも言えないまま、突然、大好きなお父さんが天国に旅立った。お気に入りの虹色の毛布と、クマのぬいぐるみが湿っている。「なんだか臭うし、汚れてるから、そろそろ洗おっか。」ってお母さんに言われても、絶対に洗濯したくないこの毛布。だって、少し酸っぱいような、香ばしいような、この匂いが無かったら落ち着かない。赤ちゃんの頃からずっと使ってる虹色の毛布。    去年の私の十一歳の誕生日、いつもの四人がけのテーブで、かみごたえ十分のス

          不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

          不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

          第一章 僕らが旅に出る理由   果てしなく続く完璧な『無』の世界に浮かぶ、小さな小さな惑星『地球』。見逃してしまう程の大きさにも関わらず、複雑な美しさに魅了される者は多い。  集まった球体たちは、地球へ祈りを捧げるようにキラキラと光を宿す。球体の大きさや形は様々で、惑星のように巨大でツルッとしている者もいれば、一粒の砂のように微塵でゴツゴツしている者もいる。  球体から放たれる光も個性的で、周りを飲み込んでしまいそうな大きな光もあれば、今にも消えそうな小さな光もある。光の球体

          不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

          不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

          あらすじ:不安でいいの。だって、私たちは不安が折り込まれた不安定な綱渡りの『旅』をしているんだから。不安な事、不安定な事をおかしな事だって思わなくていい。私たちが生まれる前の出来事を教えてあげる。そして、私たちはいつも誰かに見守られているんだってことも教えてあげる。 思春期を境に素直になれない自分のことが好きになれない千枝梨(ちえり)は、いつも自信がなくて「私なんて」と思ってしまう。そんな彼女は気づいていないけれど、本当は、全ては計画通り、全ては順調、全てはうまく行っているの

          不安でいいよ〜地球に魅せられた宇宙人〜

          Happy Dragon Boat Festival

          今日のGoogleの絵が"Happy Dragon Boat Festival 2024"でした。 ちょうど、一年前にノートに載せた短編小説、『めぐる風』もドラゴンボートからアイディアを得たもの。 川を流れるドラゴンボートと、一人の人間の人生を巡るドラゴンボートを掛け算して作った作品です。 「巡る流れの中に生きてるんだから、何事においても巡らせるって大事だよね。」って事を伝えたい。 『めぐる風』 ”時を巡り、世界を巡り、運命を巡る。そんな『巡る川』の流れに乗って私たちは生きて

          Happy Dragon Boat Festival

          ウミネコ童話集(一)

           「ウミネコ童話集(一)」が、いよいよ、5/19の文学フリマ東京38とオンラインで販売するそうです! [詳しい情報はこちら>> ウミネコ制作委員会| 文学フリマ東京38 た-20]   たくさんの童話作家さんと挿絵を描いたイラストレーターさんのコラボ作品集です。私が書いた「ボクの魔法」もhohoさんの美しい挿絵とともに掲載させて頂いています。  「ウミネコ童話集(一)」の購入特典としてポストカードがもらえるそうなんですが、そのうちの一枚がhohoさんが描いた「ボクの魔法」

          ウミネコ童話集(一)

          ウミネコ童話集[ボクの魔法]

          ウミネコ童話集 ボクの魔法  作:横山佳美 挿絵:hoho  この度、ウミネコ文庫さんから発売されるウミネコ童話集に『ボクの魔法』を載せていただけることになりました。挿絵は、hohoさんに描いていただきました。ウミネコ製作委員会さん、hohoさん、本当にありがとうございました。私の夢の一つが叶いました!奇跡のような巡り合わせに感謝します。  ウミネコ童話集には、ウミネコ製作委員会さんを始め、作者さんと挿絵を描かれた方々の愛とワクワクが詰まっています。 たくさんの方に読んでい

          ウミネコ童話集[ボクの魔法]

          [今日の気づき]陰と陽

           たった今、私を悩ます長年の悩みを解決する気づきに出会えたかもしれない!と、心が弾んだ。気分が上がったこの瞬間に誰かに話したかったから、畳まなければいけない洗濯物の山を横目に、ここ最近で最大の気づきをnoteに書き出しにきた。  30分ほど前に、インスタを眺めていたら「夫婦間にも陰陽は必ずあって、旦那が陽ならなら嫁は必ず陰にいる。有名人の夫婦がいい例だ。」と話している方がいて、ものすごくイラついた。なぜなら、それが私が長男を産んでから約15年間の悩みだったから。「どうして、私

          [今日の気づき]陰と陽

          揺らぐ言葉は心に響く。 炎のようにユラユラ揺らぐその声は心を惹きつける。 母親に心配かけないように「だいじょうぶ」って言う子供の涙声。 泣いている子供に「大丈夫。行ってこい!」と心を鬼にして絞り出した父親の言葉。 揺らぎを持った言葉たちは美しく、心を震わせる。

          揺らぐ言葉は心に響く。 炎のようにユラユラ揺らぐその声は心を惹きつける。 母親に心配かけないように「だいじょうぶ」って言う子供の涙声。 泣いている子供に「大丈夫。行ってこい!」と心を鬼にして絞り出した父親の言葉。 揺らぎを持った言葉たちは美しく、心を震わせる。

          Hey it’s me! 僕は君の中に生きる妖怪。 名前はゴマカシ。 大好物は君の誤魔化した気持ち。 僕は日々巨大化し、君を蝕んでいるよ。

          Hey it’s me! 僕は君の中に生きる妖怪。 名前はゴマカシ。 大好物は君の誤魔化した気持ち。 僕は日々巨大化し、君を蝕んでいるよ。

          娘とお絵描き。ハロウィンとクリスマスが好き!

          娘とお絵描き。ハロウィンとクリスマスが好き!

          [想像に眠るあなたへのメッセージ]信じたい

          短編小説:信じたい あらすじ  信子は、友人関係、恋愛、仕事、何もかもが上手くいかず、偽りばかりの信じられない人々に囲まれた生活に限界を感じていた。そんな時、偶然に立ち寄ったお弁当屋で美子と出会い、彼女が信子のありのままを引き出すきっかけをくれる。 プロローグ  「そんな事するような人には見えませんでしたよ。幸せそうなご家族で、お子さんもたくさんいるようでしたし、週末には大きな車に乗ってお出かけしたり、近くの公園でバスケットボールを一緒にしているのを見かけた事もありま

          [想像に眠るあなたへのメッセージ]信じたい