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小さな怪物を飼い慣らしつつ。

こんばんは。さゆです。

本日は冷蔵庫が見事に空っぽだったので、風が吹き付ける中自転車に乗って買い出しに。たくさん買い物をして、重くてフラフラになっているのに、車の免許がない自分を呪いつつ、荷物を乗せた自転車のバランスを気にしながら、帰路へと着きました。


帰宅後、ずっと積んでた文庫本を一気読み。

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昨年映画化もされたらしい、角田光代さんの『愛がなんだ』(角川文庫)。

好きな相手・マモちゃんのためなら、仕事中であろうが、夜中にお風呂に入ってる時であろうが、いつでもどこでも彼の元へ駆けつけるOL・テルコの話でした。

マモちゃんは、テルコのことが好きじゃないのに、支払いやら洗濯やら掃除やらを任せて、他の子と会いたい時は、早朝であろうと「今すぐ帰って」とテルコを帰す。

でも、テルコはそんなマモちゃんの悪い所や別にそれほどかっこいいわけでもない外見も全部含めて「好き」だから、めっちゃ強いのです。最強です(笑)。

想いがどんどん膨らみ、若干ホラー地味た展開になっていくのが恐ろしかったです(笑)。


若いなあ...若いですねえ...。今の私はそんな、全てを差し置いて、仕事さえも投げ出して、クビになっても気にせず、「愛する人のためにまっしぐら!」という恋愛は絶対にできないです。

結婚してるからというのももちろんあるけど(結婚してても恋愛する人はいますね...)、少なくとも仕事は大事だし、認められたいし、のし上がりたいし(笑)!  のし上がれなくて毎日とっても悩んでいるし( ̄▽ ̄;)

仕事で認められた時の嬉しさは、何ものにも代え難いし、大体、男の人に尽くすというのは昔から無理で、尽くされて喜びを感じる厄介なタイプです...(;´Д`)

でもテルコは、テルコの幸せは、どんな形であれマモちゃんの傍にいること。私とテルコの価値観はもちろん違って、どちらが良いとか悪いとかもないですね。

そして、人は誰しも、自分では「よくない」ってわかっていても、どうしようもできないドロドロとした漆黒の怪物を心に抱えているのだなあ...とも思ったのでありました。

めちゃくちゃ面白い恋愛小説でした。


今日も今日とて、やっぱり色々悩んでいて、どうして私は色々上手いこといかないのか、という原因を探るべく、手帳に思い当たる原因やら解決方法案を書き出すというひとり会議を開催していたのですが、結局は、今日できる解決策を一生懸命するしかない、コツコツコツコツと。できればそれを楽しんでやりたいと思いました。

周りはどんどんお母さんになったり、仕事で成功しているように見えたり、友達と楽しくやっていたり、羨ましくて仕方がなくて、比べだしたら自分が一番ダメ人間に見えて仕方がないのはもうわかっていること。毎度のこと(笑)。

自分に主軸を置きつつも、自分だけを見つめず、上手いことバランスを取ったり転んだりしながら頑張れたらよいなと思いました。楽しむことも忘れず行きましょう。

なんか雑然とした日記になってしまいました( ̄▽ ̄;)

皆さま今日もお疲れ様でした。


さゆ


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