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化石


上手くいかない時って
何もしちゃだめだと思った
っていつも言ってた

でも久しぶりにとことん上手くいかない
足を簡単に捻ってしまう
痛いのか辛いのか分からないなんて
もう暫く向き合っていなかった


どうせ凡人だから
普通に幸せになろうと思った
どうせプライド高いから
一人でもいいと思った
寂しくもなくなって
薄っぺらいポジティブになっていた
誰かのせいにするほど尖れなてなくて、誰かを励ます程の光もなくて
ただゆっくりと死ぬのを待っていた気分
ゆっくり干からびていって
気づくのが遅くなるところだった


分かってくれない
裏切られた
なんて言葉を誰かに向けてしまうのは自分勝手だと思う
でも分かってあげられなかった時
とてつもなく後悔をしている
分かりたいよ

でも結局分かってくれないよね
貴方も私も

正解と間違いがあっても
私たちのどちらかが悪であることはない
ことに気づきたい



いつ死んでもいいと思っている
諦めている
なんとなく
そんな気でいる
つまらない人間だな


仕事をすればするほど解決策を作って成果を出す作業になる
大事なことを教わっている
だけど心が足りなくなっていく
誰かを求めて、傷ついたのはいつだろう
誰かを受け入れることが出来ていたのはいつまでだろう
諦め。なんてモノにばかり似てきている。
アイスコーヒーばかり飲んでいる
アルコールで、もう酔えない。


何も上手くいかないのではなくて
まだ何もしていない
上手くいかなかったことですら
諦めという化物だ
私はまだ何もできていない
いつまでそんなことばかり言うんだろう


ため息を沢山吐いて吐き出してしまう
もう何もなくていい
吸い込みたいのだ。





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