さよ@毎日できるNVC

NVC(共感的コミュニケーション)を「知る」から「日常」へ。 起きたできごとから見つ…

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NVC(共感的コミュニケーション)を「知る」から「日常」へ。 起きたできごとから見つけた気づきをシェアします。   *子育て航海術認定ファシリテーター*対話コミュニティInner Peace Circle / NaturaBu運営*NVC体験会ほっとカフェ主宰

マガジン

  • パートナーシップ

    夫婦関係や夫の退職で変化していく生活や関係性について

  • くせ毛をいかす

    くせ毛を生かしはじめるまでの苦悩と、生かしはじめた今について

  • 多様性のある保育や教育

    イエナプラン式フリースクール立ち上げについてや、森のようちえんについて

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そしてやっと、夫は無職になる

夫が会社を辞めました。 今の感情は「安堵する」「恩を感じる」「すっきりした」「あるがままを受け入れる」。 そう思えるようになるまで、20年かかりました。 夫が無職になったのは、結婚してから二度目。結婚して一年ほど経ったときにもありました。 夫が勤めていた会社が潰れて「少しゆっくりしたい」と言われたとき、わたしの心の中で黒い声が呟きました。 ふり返るとわたしたちは、共に頑張る・共にいるというスローガンの元、自分が頑張るから相手にも頑張れ。相手も頑張っているから自分も頑

    • 奥多摩に行きたい?ワケじゃなかった!

      息苦しいほどの暑さで嘘みたいですが、一週間前はびっくりするほど涼しい週末でした。 朝ごはんを食べながら「こんなに涼しかったら、奥多摩に行けたかも」と夫が言いました。 行きたい場所があるので、涼しくなったら行こうと少し前に話していました。 “奥多摩に早く行きたかったのかな?”と思いつつ、腰が辛いと言っていたことも思い出したので聞きました。 「奥多摩に行きたかった気持ちがあるの?腰の調子が良くないのでは?」 すると夫は「あ、今日行きたかったというわけでないんだ。こんなに気

      • 「ご飯を残すわたしはダメな子」と「整理整頓しなければ…」がつながっていた気づき

        家の中の整理や庭のリセット、SNSの整理などを続ける中で身軽さが出て心地いいと感じていました。 ふと… 「いらないものは処分しよう」が「いらないものは消したい」という強い感情に傾くことがあって、それがどこから来るのか探求してみることに。 目の前で、もしくは自分自身に何かが起きたとき、それがいいことか悪いことかをいったん置いて、どう感じて、なにを大事にしたいのかを見るようにしています。 例えば整理整頓できていない状態にイライラする、もういい加減終わりにしたいという感情がわ

        • 夫が再就職しました。この1年のふり返りと、夫をサポートする上で大事にしてきたこと。

          夫が再就職しました。 昨年の夏に会社を辞めてからの1年をどうに過ごしたのか。 今の気持ちとともに書きとめておきたいと思います。 退社~9月 ふたりで関西に旅に出ました。 旅をしながら今までのこと、これからのことをたくさん話しました。 帰宅後夫は、趣味のプラモデルに朝から晩まで没頭していました。 10~3月 「好きな物作りで生きていきたい。木もいいけれど、鉄が気になる」と溶接の学校に通いはじめました。 丸1日+月~金の座学と実技。満員電車に揺られる行き帰りの時間。

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          くせ毛生活、楽しんでいます!バリカンでえり足を剃る手順

          時々あげているくせ毛に関しての投稿は、自己対話や自己受容ともつながっているなぁと感じています。 なぜなら、ないものメガネをかけているときにはくせ毛の良さなんて見えなかったから。 コンプレックスだった髪の毛。 次に生まれ変わるときは、男でも女でも構わない。 だけどたったひとつ、サラサラのストレートヘアに生まれ変わりたいと思っていました。 自分のクセ=個性を受容できるようになってうれしい。 くせ毛がきっかけで出逢った、同じ個性の友人たちと交流しているなんて夢みたい…。 自己

          くせ毛生活、楽しんでいます!バリカンでえり足を剃る手順

          対話型コミュニティ2024スタートから半年のリアル

          週末に開催されたローカリゼーションデイ日本で、「対話型コミュニティを仕掛ける20代のリアル」という分科会がありました。 対話の魅力に取りつかれた若者たちが、農業とかけ合わせた場を作ったり、話し合いながら暮らしを作ったりしていました。中にはNVCを学んで実践しているかたも。 対話を通して、互いの個性を認め合いながら暮らしている様子に興奮するとともに、羨ましさを感じました。 対話と出逢って6年目。 たった6年で、わたしの人生は一変しました。 20代に対話に出逢えていたら、こ

          対話型コミュニティ2024スタートから半年のリアル

          もしかしたら、ずっと愛されていたのかもしれない

          呼び名の「さよ」は本名とは違います。 小学生の頃に名前の由来についての宿題が出たことがあり、「画数で付けたから由来を聞かれても困る」と言われたことがショックで、長いこと名前コンプレックスでした。 NVCを学びはじめて過去のストーリーを紐解くうちに、当時のショックな気持ちに気づきました。 そして、名前を変えることは難しくても呼び名ならいつからでも変えられることに気づきました。 今は夫や妹、義母を含めた身近な人が「さよ」と呼んでくれるようになりました。 実の親には「あえて

          もしかしたら、ずっと愛されていたのかもしれない

          面接ミッション《頑張らないこと》

          夫が会社を辞めて10か月。 先月からいよいよ就活を始めました。 1社目はレベルも給与も高く憧れの仕事内容の会社で、ガチガチに緊張して面接へ。 2社目は気軽さで選び、リラックスして行くと口では言いながら、前日に密かに洗車する気の入れようで。 どちらも残念な結果に終わり、日課の散歩をしながら、感情とニーズを丁寧にすくい続けました。 なぜその会社で働きたいのか、何を大事にして面接へ行くのかの意図を何度も握り直しています。 3社目の面接前。 大事にしたいことは、気軽さと学び

          面接ミッション《頑張らないこと》

          わたしの封印されたニーズは…

          夫の封印されたニーズに続き、わたしの封印してきたニーズも発見しました。 ストレッチやヨガをはじめて5か月。 たまにサボってしまう日もあるけれど、ほぼ毎日運動を続けています。 スタートした1月の頃と比べ、少し柔らかくなりました。 何より「身体を動かすことが気持ちいい」と思えるようになった。 それがわたしにとって大きな変化で、嬉しさでいっぱいです。 最近あることをふっと思い出しました。 小学生の低学年のころ、友だちがバレエを習い始めたと聞いて「〇〇ちゃん、バレエはじめたん

          わたしの封印されたニーズは…

          夫の封印されたニーズは…

          子ども部屋だけでなく、大人のスペースだってほしい! わたしと夫それぞれのスペース作りを始めたものの、大変でした。 なぜなら家のあちこちに、お互いのものが散らばっていたから。 区分けするためには、全てを一度出すという果てしない作業が待っていました。 言いだしっぺでもあり、強い願いをもっていたわたしは、大変さも期待のワクワクも感じて動いていました。 だけど夫は半分は自分のため、半分は言い出したわたしのために動いていたので、動いた日はぐったりした顔。 そりゃそうよね。 願

          夫の封印されたニーズは…

          良かれと思って行うことが、相手にとって最善とは限らない

          #いま始めたいこと 自分が大事にしたいものに自覚的になる 夫と九州を電車で旅しているときのできごとです。 重たい荷物を背負って歩いたあとだったことと、ガラガラの車内だったので4人ボックス席にふたりで座り、荷物を向かい側の席に置きました。 何駅か進むと人が乗車してきました。 この時点の乗車率は20%ほど。 夫が「荷物を上の棚に載せようか」と聞いてきたので「上に載せるの大変だから、必要になってからでもいいんじゃない」と伝えました。 夫が「余裕だな笑」と呟いたので、夫の中

          良かれと思って行うことが、相手にとって最善とは限らない

          ラーメンが食べたい夫と、蕎麦が食べたいわたし

          夫とふたりの旅は、奄美を出て熊本に寄っています。 旅の中でやりたいこと、食べたいものなどは、お互いの意見をお互いに尊重しながら過ごしてきました。 だけど旅が後半になるにつれ、疲れがたまってきたこともあり、意見が分かれることも多くなりました。 昨日はついに、食べたいものが完全に分かれてどちらも譲れない状況に。 熊本市内に滞在する時間はわずかだったため、順番に…は難しく、お互いの気持ちに共感しながらも、どうしよう…としばし沈黙。 夫婦になって24年、相手の様子を見れば何

          ラーメンが食べたい夫と、蕎麦が食べたいわたし

          旅の終わりに必ず泣いていた息子へ

          奄美大島へ夫と旅行に来ています。 飛行機に乗るときに、わたしが感情にフタをしていたころのあるストーリーを思い出しました。 それは旅の終わりに、必ず泣いていた幼い頃の息子のこと。 沖縄へ行った帰りの飛行機で客室乗務員さんに「大丈夫ですか」と心配されたことがあります。 泣いていた理由は、旅が終わってしまうから。 今思い出すとたまらなく可愛いのですが、当時のわたしは負の感情が大の苦手。 だから「えっ、なんで泣くの?」とびっくりした気持ちをとっさに笑いにかえました。 「なん

          旅の終わりに必ず泣いていた息子へ

          やってあげたんだから、あなたもやってね!からの卒業

          繰り返してきたことのひとつに、自分がやってあげたら相手も返してくれるのは当たり前。 相手になにかをしてもらったら、自分もなにかを返すのが当たり前というパターンがありました。 そうであったらいいな、を越えてそうであるべき!という強い願いは、ことあるごとに強いモヤモヤを引き起こしました。 例えば… ◉家族のために頑張ってご飯を作ったのに、美味しいと言ってくれない ◉義母の誕生日をお祝いしてあげているのに、わたしの誕生日を忘れている ◉仕事でフォローしてあげたのに、わた

          やってあげたんだから、あなたもやってね!からの卒業

          大人だって、親だって、自分の部屋(スペース)がほしい!

          家を建てたときにこだわった場所のひとつが、リビングとキッチンの間にあるスタディーコーナーです。 息子が小学校に上がるタイミングでの家作りだったこともあり、楽しく学習してほしいな。 家事をしながら子どもと触れ合う時間を楽しみたいな。そんな思いで作りました。 こだわって作ったその場所は、料理を作りながらその日あったことを話したり、並んだ机でお互いに勉強したりと、たくさんの思い出と触れ合いの時間を作ってくれました。 スタディーコーナー作ってよかった… そう思っていたのですが…

          大人だって、親だって、自分の部屋(スペース)がほしい!

          自分の価値観に合った保育を探すため、6つの園を渡り歩いてみて感じたこと

          保育士歴30年、6つの園を渡り歩いてきました。 お寺の園、太鼓やお茶などの稽古をする園、公立保育園、自然保育の園…。 保育と一概に言っても、その園によってま~ったく価値観は違うんです。 クリスマスひとつにしても、サンタの服を園長が着て子どもにプレゼントを配る園もあれば、宗教的な面で大々的にやるのはNGな園もありました(調子に乗って楽しんでいたら叱られました)。 寒風摩擦をしたり、土手を毎朝走ったりするスパルタな教育もあれば、自分の好きを追求することを大事にする教育もあ

          自分の価値観に合った保育を探すため、6つの園を渡り歩いてみて感じたこと