見出し画像

詩・みどり

六月の晴れ間
公園の木々が
みどりに波寄せて
髪をとかす風

太陽を含んだ
葉の上の雨粒

寒い時季の
枝葉は落ちて
根っこに養分
蓄えて

みどり
今ここにある
すべてを
光らせている

そのままでいいと
いわれても
そのままでは
いたくない

枯れることに
意味がある
見えないけれど
動いてる

季節がめぐる
命がめぐる
みどりのように

この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?