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映画鑑賞備忘録

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2023年11月の記事一覧

アメリ(映画鑑賞備忘録)

アメリ(映画鑑賞備忘録)

2001年 フランス映画 
監督:ジャン=ピエール・ジュネ
(アメリ - Wikipedia)

当時、世界観に引き込まれ、映像編集のすばらしさ、フランスへのあこがれが爆発した。バイト代をはたいて特別版DVDボックスとか本とか買って、何度も繰り返し見た。

それからの約20年ぶりの映画館上映。
うれしいうれしいうれしい。

久々に見た「アメリ」は全然色あせていなかった。
電話ボックスや証明写真ボッ

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恋する惑星(映画鑑賞備忘録)

恋する惑星(映画鑑賞備忘録)

1994年 香港映画
監督:ウォン・カー・ウァイ
恋する惑星 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

約30年ぶりの上映。
レストア版とのことで、レストア版って何?再構築したの?
ともかく。
1度だけレンタルで見て、その後レンタルショップでも消えてしまい
購入しようにもプレミアがついて手が出なかった。

それが今年、そこここでウォン・カー・ウァイ作品週間開催
何たる僥倖
生きててよ

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にわかゴジラ(映画鑑賞備忘録)

にわかゴジラ(映画鑑賞備忘録)

「ゴジラ-1.0」すごい没入感だった。
どこからがVFXなのかよくわからない、すべてがそこに実在しているような映像と俳優陣の演技に圧倒された。

主役級の人たちはもちろん、セリフが少しだったりなかったりする俳優の方々も本当に素敵だった。
何が素敵って、その役柄としての過去が知りたいと思えるたたずまい、語られない何かを感じられたことだ。(と素人が偉そうに)
エンドロールで全員がクレジットされるけれど

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バッファロー'66(映画鑑賞備忘録)

バッファロー'66(映画鑑賞備忘録)

初めて見たのは映画館だったかレンタルだったかよく思い出せない。
ただ、映像がひたすらおしゃれでスクリーンに映る尖った人たちに圧倒された記憶しかない。

正直、ストーリーはよく理解できなかった。

なぜ主人公ビリーはあんなに不安げで心許なくて常に苛立っているのか、ビリーに拉致された女性レイラはなぜ逃げ出さなかったのか。

今回、20数年ぶりのリバイバル上映で改めてヴィンセント・ギャロ監督の世界に浸る

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福田村事件(映画鑑賞備忘録)

福田村事件(映画鑑賞備忘録)

関東大震災から100年の節目の年、そして戦争や災害がより身近になってしまった今だからこそ、この作品を見ることができてよかった。
ただ、よく上映することができたな…と思った。
そう思ったことに、「私たちはすでに言論統制された社会に生きているのではないか」とぞわっとした。

関東大震災後の流言蜚語により韓国人、中国人の人が襲われたことは聞いたことがあったが、きちんとは「知らなかった」。
差別意識を持っ

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ルパン三世≪実写版≫(映画鑑賞備忘録)

アマプラ配信中の「ルパン三世」鑑賞
2014年 邦画 
監督:北村龍平 主演:小栗旬
ルパン三世 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

アニメや漫画の実写版は極力避けている。
国民的知名度を誇る作品ならなおのこと。

そんなわけで避けていたけれど、玉山鉄二さんの次元大介ビジュアルがあまりにもはまっていたので鑑賞。

出演者全員セリフが吹き替えっぽく見えたのは気のせい??(解説は未

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ロスト・キング500年越しの運命(映画鑑賞備忘録)

2022年 イギリス
監督:スティーブン・フリアーズ
主演:サリー・ホーキング
ロスト・キング 500年越しの運命 : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

存命の方の実話を元にした映画というのは難しい。
主人公を引き立てるためにいろんなことを誇張する。
敵対する人もその狡さを誇張されがちだから。
そんなことを思いながら、ちょっと引いた目で見始めた。

■ストーリー■
仕事も家庭でも

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