見出し画像

怒り爆発の対処法〜ヨガ哲学/アヒンサー〜

こんにちは。
ウェルビーアドバイザー吉田紗弥です。
8月の半ば、冷たいスイカや
夏野菜が美味しい季節ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日もヨガのお話をしていきますね!

今日は怒りについてのお話です。
今から約2000年前に成立されたとされる
ヨガの根本経典
「ヨーガ・スートラ」には
私たちの生活をより良くするための
賢者の教えが記されています。
その中から一説ご紹介します。

アヒンサーに徹した者のそばでは全ての敵対が止む。

アヒンサーの「ア」は否定を表す接頭語であり、
「ヒンサー」とは「暴力」という意味になります。

ですのでこの一説は

「非暴力に徹した者の側では全ての敵対が止む」
という意味になります。

私たちの考える暴力は、
身体へ危害を加える暴力と、
言葉によって相手を傷つける暴力がありますが、

ヨガではもう一つの暴力を考えます。

それが
「思いの暴力」
です。

イライラしたり、
ムカムカしたり、
キーっと頭に血がのぼったりする。
まさに、
「暴れる力」が制御不能になっている状態です。


この思いの暴力が
言葉の暴力へ変わり、
さらには身体的な暴力へと変わっていくのです。

私たちは、身近な家族、仕事の人間関係など
意見が合わなかったり、
何気ない一言でイラッとしてしまう時があり、
いてもたってもいられないほど
怒りが爆発しそうな時など
ないでしょうか?

この怒りの感情が出てくる場合、
たくさんのエネルギーを使い、
対人関係が悪化し、
日常生活をよりよく過ごすことが
難しくなってきてしまいます。

そう言う時、
自分の中で対処法を
考えておかなければいけません。


例えば、
怒りが湧いた時、
一旦冷静になる時間を作る

例えば、
よくあるビジネスシーンの中で、
仕事上のミスやトラブルなどを
起こしてしまったら、
謝罪の言葉を述べるのはもちろんですが、
お詫びのしるしとして、
菓子折りを渡すことがよくあります。

重みのある菓子折りは、
事態を重く受け止めていることを伝えやすく、
羊羹やカステラなどずっしりと重みのあるお菓子が定番です。

私たちはそれを渡されると、
どんなに頭に血が上っていたとしても、
そのお菓子の味を想像するだけで、
マックスだった怒りがすこし
収まるのではないでしょうか?
そして相手を責める気持ちが
少し落ち着きはずです。

昔から日本人のビジネスマンはよくこうやって
取引先やお客様と
良好な関係を気づくために
工夫をしていたわけです。

同じように私たちも、
怒りの感情が爆発しそうな時、

一度立ち止まり、
座ってお茶菓子を食べたり
一息ついて何かをお腹の中に入れることなど、
冷静な時間を作ることで
物事をもう一度整理することができるのではないでしょうか?

すると、
相手に対する信頼を取り戻したり、
自分の言葉や行いを
もう一度見直したりすることも
可能になってくるはずです。


私達は生きていく上で、
さまざまな人間関係などで
怒りの感情を抱きがちな時があります。

しかし、一旦
落ち着いて冷静になる時間を作ったり、
行動を変えてみることで

暴れる思いをコントロールすることができ、
人間関係と円滑にし、
世界と調和を作っていくことになるのです。


私のアヒンサーにまつわるお話をします。

私は、現在蕨に住んでいるのですが、
蕨は夫の実家で、
現在、夫の実家が空き家になっており、
今回、建て替えをして住むことになりました。

住宅メーカーを選び、
間取りやインテリアなどを
選んでいくわけですが、
営業の方や建築家の方が
まずはおしゃれなショールームを
見せてくれるとことから始まり、
気分はワクワク。


そこから週に1回ほどのペースで始まりました。

私としては、
そもそも夫の実家を建て替え、
新築に住むだけでも
もうすでにありがたいお話。

あまりこだわりはなく、
一つ挙げるとすると、
何人かでヨガができる部屋が欲しいということだけでした。

しかし決めることは大量にあり、

キッチンの調理台はステンレスなのか
セラミックなのかとか、
ドアノブや壁紙の形も何百種類。

さらにコンセントの数や位置、
照明の種類と数。

思った以上に細かく決定しなければならないことが多いことにびっくり。


しかし夫は元々の実家を建て壊し、
新しい家を建てる意気込みは
かなりのもので、

かつ、元々、細かい性格で真面目なので
毎回の打ち合わせの前に、

予習するようにパンフレットや
各メーカーの性能などをチェックし、
細かく調べ尽くしており、

私に
「ちゃんと資料みた?どれにするかちゃんと考えてる?」
などと
小言が増えて、
なんだかめんどくさいなぁと
いう気持ちが募っていきました。

しかも毎回夫の休みに合わせて
打ち合わせを入れるのですが、
私はいつも朝早くから仕事をしての参加。


朝ガッツリ仕事をして、お昼も急いで食べ終え、
その後1日中、夜まで打ち合わせが入っており
くたくたに疲れるという流れ。
打ち合わせの途中で寝てしまいそうになる時も。


そんなある日の打ち合わせ後、
車で帰宅している最中、
夫がいろんな新しい家の生活について語り始めました。

「庭なんかを作って家庭菜園をしたいねえ」
と言ってきたのです。

外構の工事はものすごくお金もかかる上、
私は元々実家で、
母が小さな庭に家庭菜園をしていたところを見て
楽しいことばかりではなく、
綿密な手入れ、栄養の補給や、
さらに虫などの対応に追われて
庭掃除が大変なのを見ていたので

「それちゃんとやるの?
いつも部屋でいてベランダとか出ないじゃない。
結局私がやることになるかもしれないじゃん、庭の手入れって結構大変なんだよ、理想と現実は違うんだから」

と不満をもらしました。

すると

「なんでそんなこと言うの?」
と夫も反発し

そこからお互いの言い分がエスカレート。

庭を作る、作らないで揉めだし、
最後、
夫に「一体何が言いたいの?!」
と言われ、
その一言であまりに怒りのボルテージが上がり、
もう私は夫の話に対して無視!

車の中は重〜い空気に包まれ、
家まで20~30分の間、
それはそれは地獄です。

その日の長時間の打ち合わせでの疲れや
今までの夫の小言もあり、
夫に対しての不満が一気に
頭の中でぐるぐる回り始め、
怒りがなかなか収まらない状態でした。

そして
次の週になり、また
気分が悪いまま打ち合わせに
向かうことになりました。

先週のほとぼりが覚めず、
車の中は静かで、
どちらからも話すと言うこともなくという状況。

夏の暑さもあり、フロントガラスから
太陽の光が照りつけ、
その暑さからもイライラし、
仕事終わりの疲労感もありながら

私の頭の中は
夫の細かい小言と、
説教に飽き飽きし、
フツフツとイライラ、めんどくささで
憂鬱な気持ちでいっぱいになっていました。


しかし打ち合わせの時間まで、15分以上時間が余っていることに気づき、
いつも通る道にある
可愛らしいペストリーに
よってみることになりました。

中に入ると、
冷房がガンガン効いており、
汗がすぐに引いてきます。

そしてショーケースの中には
綺麗な、鮮やかなケーキやプリンなどが並んでいます。

みるだけで口が綻ぶような気持ちがし、
さらに、テイクアウトのアイスクリームが!

いちごやピスタチオ、バニラなどたくさんの
フレーバーが並び、
迷うことなくコーンでいちごのソルベを、
夫はピスタチオを買い、
ペストリーショップにあった木陰のベンチで暑い中、そのアイスを食べました。

するとどうでしょうか。

そのアイスの美味しさで
さっきまであった
私の中にあるイライラや悶々としていた
夫に対する怒りの気持ちも忘れ、

「うま〜い!!」と笑っている自分。

それを見てか、
夫も硬い表情が和らぎ、
ギクシャクしていた雰囲気は何処へやら。

なんと私は単純なのでしょう・・。

甘くて冷たいアイスを食べただけなのに
こんなに幸せな気持ちになるなんて
さっきまで怒っていた自分が恥ずかしくなるほどでした。

そうなると、私の気持ちに余裕も生まれ、
夫が家に対する思いや
真剣さに向き合わないとな、
とか反省の気持ちもで始めたのです。

そして無事その日も打ち合わせも問題なく進み、

今はようやく長かった打ち合わせも全て終え、
あとは新しい家を待つのみになりました。




私たちは、
普段の生活の中で、
自分の思いをコントロールできずに、
目の前の大事な人とぶつかり、
苦しくなってしまう時があります。

けれども、
その思いから離れ、
冷静を取り戻そうとする時、
私たちは怒りの感情をコントロールし、
周りと調和を築いていくことができるはずです。

まるで、
鮮やかな色で私たちを笑顔にする朝顔の花のように
私たちも
怒りを笑顔に変えて
目の前の世界とつながりを築いていきましょう!



鬱・アトピー・喘息など万年不調から薬0、病院通い0になり自己治癒力を上げて人生開運した!
心身の不調を抜け出した秘密お伝えします💖

以下のリンクをタップ↓

↑月一回のヨガイベントも参加者募集中❤️

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?