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ゼクシー見るより民法読もう

「自分には何の力もないと思うことが、持てる力を放棄する要因となる」アリス・ウォーカー
という言葉で始まるドキュメンタリー映画「ミスレプレゼンテーション」


「女にとって一番大事なのは見た目」という強烈なメッセージをごく自然にメディアからずっと言われ続け育つ私たち

・もう少し細く
・もう少し顔小さく
・脱毛してないとかありえない
・可愛くて細い子がモテる
・モデル、女優が綺麗で目標
・エステ、ヨガ、ダイエットが幸せの一歩
・痩せたら幸せ
・男の視線を奪うのが女のステータス

小学五年生で体重を気にし始め、中学3年生になっても、高校生になっても、大学生になっても、働いてもずっと気にしてるのはなぜ?

そして「モデル、女優が綺麗で価値がある」とメッセージを受けた男の脳は外見で女性を選ぶように

モデル、女優になりたければ外見作りも仕事のうち、けどなんで違うフィールドの女性もその基準に合わせないといけないの?

メディアが政治経済的な影響を受けてこの状況になっているということを多くの人は気づいていない。気づかぬままただ「もっと痩せないと」

広告は「今のままじゃだめ。誰も愛してくれない。幸せになれない」と恐怖の脅迫をするのが上手。このように女性を不安にさせることが広告業界一番儲かるから!(人々は幸せを求めるより不安を避ける傾向がある)


女性は教育よりもメイクにお金をかける

実際女性は世界中で教育よりも外見(服、ジュエリー、メイク、エステ、整形)にお金をかけている状況。→自分自信をを「モノ化」「外見主義」にしている

自分をより「モノ」「外見主義化」にすると、、、
・鬱になりやすい
・拒食症、摂取障害になりやすい
・自信を無くしやすい
・やる気なくなりやすい
・学力が下がりやすい
→より女性を外見主義に浸すことによって知識、学力、人間力を持った女性が生まれにくくなるなか、これをどう「女性にパワーを!」に繋げられるのか?
・「ジム→自信→なりたい自分」この王道ロードは何度も自己啓発本で読んだことがある。けど体鍛えられない人は?落ちてしまった人は?外見鍛えるより内面も鍛えないと結局外見に頼ってしまい繋げられない気がする。

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"You can't be what you can't see"

普段目にしないもの、人を目標にするのは難しい。
じゃあ、細くてかわいい人に注目するのではなく、人間力、知識、学力にあふれた女の人をもっと見ていかないと。女性が政治、経済、教育、社会について語っている姿もっと見せていかないと。

皮肉なのは私たちがそのメディアに対して何も思わなくなってしまったこと

それにしても酷い広告世界。電車で見る脱毛、エステ広告。インスタ開けばバレない二重整形宣伝。ユーチューバーはみんな筋トレ動画を出して、ラインのトップにはいつも芸能人の噂や美の秘訣。
残酷なのは私たちがそのメディアに慣れてしまった。もしくは率先して消費者になっている事実。
「何でこんな広告が多いの?」「何で女の人向けはこういう形なの?」疑問にすらならない。


じゃあ誰がその残酷メディア作ってんのよ?誰の仕業よ?

メディア(新聞・民放・出版)で働く女性の割合
従業員20%、役員0% 週刊金曜日オンラインより

以下、女性の意見↓
・任される仕事内容、責任が男女で異なる
・男性の昇進の方が明らかに早い
・政治、経済(本流領域)は男性、教育、子育て、福祉、ジェンダーは女性に
・女性目線では重要な事案がトップ(全員男性)の目に止まらない

女性の役員を増やすには、女性のキャリア形成、働き方、変えなければ!


「素晴らしい美脚だから」じゃなくて
「業績残したから」女性を取り上げるべきです

中身ね。中身。


メディアリテラシーの教育に力を!

リテラシーとは、物事を正確に理解し、活用できること

「誰の目線でこの記事は書かれたのか?」
「私、今売られてる?」
「この広告でどういう影響があるのか」

現代のメディア問題は決してメディアトップ男性の悪意ではなく、ずっと何もせず黙ってきたみんなの責任じゃないですか


フィルマークスからコメント引っ張ってきた↓

「私たちにとって普通である男が家族を養う、男は男に見た目られて一人前、女は男に認められてこそ、男は感情を出すべきではない、等々のようなことがメディアの洗脳なら、それを逆手にとってこういう呪いを解くためにメディアを使えられたら一番いいんだろうけど、まあ今その立場にいる人が現状美味しい汁をすすってなかなか退いてくれませんよね。」

「自分をモノとしてしか見れなかったら他人も自分の子供もモノとしてしか見れないよね。負の連鎖。ここ数年のフェミニズムで随分意識が変わったけど、ルッキズムに関してはよりシビアになっている気がする。良くも悪くも美容整形への成功が薄れ、ルッキズムが正当化させている気がする。毎分毎行インスタで世界の超絶美男美女を拝めるんだもんなー。残酷だよ。」


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