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友人との新年会でうどんすきを頂く
月一で会ってる小学校からの友人達とのランチ。
今月は新年会となった。
毎年新年会はお鍋と決めているので、誰かの家ですることが多かったが、去年はお店でしゃぶしゃぶを頂いた。
準備の手間や後片づけの手間がなく、超快適だった。
ふだん、私たち主婦にとっては必ずついてまわる食事前後の手間。
友達とのランチの時くらいは、
そんな煩わしさから解放されたい。
ということで、
今年の新年会ランチもお店でお鍋をすることにした。
しかし、ランチタイムにお鍋を提供してくれるお店は意外と少ない。
お昼は定食のみの提供がほとんど。せいぜいあってもひとり鍋。
ひとり鍋でそれぞれ食べるのは味気ないだろう。
いろいろ探してやっと見つけたのが、我らが大阪の味、
美々卯のうどんすきだ。
美々卯は泉州・堺に200余年続いた料亭で、「うどんすき」はとくに好評をはくして大阪を代表する名物となった。
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その美々卯があべのハルカス13階にある。
ランチタイムもうどんすき鍋を提供してくれているので、
こちらで新年会をすることに決めた。
コース料理もあったが、
クチコミを見ると、
「量が多くてうどんすきの頃にはお腹がいっぱい。
残念ながら残してしまった。」
という書き込みが多かったので、
単品でうどんすきをお願いした。
席に着くとすぐさま仲居さんが
お鍋の支度をしてくれる。
あー、極楽。
ダシをたっぷり注いで、
まずはうどんを半量入れる。
えっ?先にうどん??
普通は他の具を頂いた後に締めにうどんだが、
1番初めに入ったのにはみんな驚き。
真ん中に鶏肉を半量。
あとの具は1人分ずつを
それぞれの席の前辺りに入れてくれる。
ゆがいて巻いた白菜、にんじん、しいたけ、湯葉、がんもどき、うなぎ、はまぐり。
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美しい!
海老は生きた海老とゆがいた海老が選べたが、
友達は「生きた海老!」と即答。
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おもちと里芋はすぐに煮崩れるので、食べる直前に入れてください。とのことだった。
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グツグツと煮えてきた。
いただきます。
お野菜も甘味があって美味しい。
鶏肉やうなぎのダシがよく出ている。
うどんを初めに入れたのは、
こうして具を食べ進めて最後に良いダシがよく染みた状態で頂けるからなんだ。
それが叶うのは美々卯のうどんが煮崩れないから。
こんなに煮込んだのに、
引き上げている途中で切れることがない。
第一陣のお鍋の具が無くなったところへ、
いざ生きた海老を投入。
海老は背の部分をチビトングで持って、暴れてもしっかり押さえつけて、動かなくなるまで離してはいけない。
そしてこの役目、なぜか全員分を私がやった。
みんな「嫌やー。やってー。」と。
「生きた海老!」と言った張本人もやらないのは、なんで??
まぁ、いいか。美味しかったし。
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そして第二陣目に取り掛かる。
今度は自分達で。
仲居さんの手順を思い出しながら。
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なかなか綺麗にできたかな。
これを食べ終わったらさすがにお腹いっぱい。
でも、里芋とお餅を食べないと。
お鍋に里芋とは珍しいが、
これが本当に美味しかった。
ホクホクと柔らかく、
全ての出汁を身にまとってうまい!
もちろん、私たちは食べるだけではない。
この間、まあよくしゃべるしゃべる。
年末年始のことから、
今年初めから始まった災害のこと。
そのついでにという感じで、
「父親が元日に亡くなってん。」とひとりがさらっと言った。
彼女のお父さんはもう何年も前から在宅酸素療法を受けていた。
出かける時には酸素ボンベを必ず携帯しなければいけない。
年末に風邪をこじらせて肺炎を起こしたそうだ。
前々から医者には、お父さんは肺の病気が命取りになるから、と宣告されていたらしい。
「何年もよくがんばったわ。」
と彼女は言っていた。
みんな、今年もよろしく。
私たち厄年だね。
気をつけて過ごそうね。
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